2011年9月6日

大和や紀伊国を襲った台風12号と防災週間の皮肉。





  台風12号。

  関東では想像していたほどの暴風雨もなく、時折の晴れ間さえあったのだ。
  のんきな私は一夜明けて、5日のニュースで惨状を知ったのだった。


  全国では35人が死亡、54人が行方不明。
 
  山間部の道路が寸断され、和歌山、奈良両県で1万人ほどが孤立。

  人口約4千人の奈良県十津川村は全村が孤立状態のまま。

  和歌山県で1万8千軒、奈良県で2400軒が停電。(9月5日asahi.com


  世界遺産の那智熊野大社(和歌山県那智勝浦町)も一部が埋没した。(台風12号 豪雨、世界遺産にも被害 9月5日中日新聞
  私が近々行きたいと願っていた熊野古道も被害を受けた可能性があるようで、明日から現地調査を開始するそうである。


  

  熊野古道。

  も、被害の可能性と聞いて、俄然私は腹が立った。

  それまでは嫌な予感がする、と言うくらいのものであった。
  と言うのも、台風12号が通過したのは、防災週間だったのを知っていただろうか。


  9月1日から一週間、日本では各地で防災のイベントが行われる。今年は大震災の後なので、尚更の盛り上がりを見せていた。
  そのイベントの一番最高潮の週末に、突如台風と言う不安な、防災とはかけ離れた災害が予報されたのであった。
  そして、実際に、冒頭に記したような決して多少とは言えない被害を、私たちにもたらしたのである。


  ちなみに防災の日の定義はこうだ。
「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」


  がんばろう東北、がんばろう日本を合言葉に、私たちが、いくら「上を向いて歩こう」としても、坂本 九の飛行機が墜落したと同じような皮肉を感じさせられる。

  いくら防災しても、無駄なんだよ、とせせら笑われているような思いさえする。


「 お前らに、台風も、津波も、地震も、防ぐことなど出来やしない」と。

 
   

  時速5~15Kmの異常なほどゆるやかな進み方。
  通常日本付近で西から東へ吹く偏西風に乗って北東に向けて加速する台風は、加速するどころか東北にフェーン現象の熱風を発生させるばかりだった。
  (偏西風は平年より北の北海道付近の上空で吹いていたのだ)


 
台風12号、タラスは気象操作されたか?:確かにその痕跡はある!?




    
  台風12号が気象操作されたものだという話もあるが、私はそこまでは断定できない。
  だが、ずいぶんと奇妙な話だとは思う。


  妙な台風に、よく出来たブラックジョーク。
  まるで、どこかの国の新聞の風刺漫画のようではないか。


  で、熊野古道だ。

  大和に紀伊国の被害である。











  がんばろう日本。がんばろう東北。

  どこまで私たちの気力を奪えば気が済むのか。


  現在の日本や日本政府に私たちをあざ笑うのは良しとして、(実際私なんかずいぶん愚かなんだしなぁ)
  何だか日本古来の神々まで笑われているような思いがしてきたのであった。


  なめんなよ。

  日本の神々をなめるなよ。



  見境もなく。
  頭に血が上った私は、自然現象の台風にカッカしている。
  被害がないといい。
  落ち着いたら。
  秋になったらきっと奈良に三重に和歌山に旅行へ行って、祈りの道を歩いてやろうと、心に決める。