2011年9月1日

電気足りたから、もう使用制限やめよっか、って?今さらな話に思う。



 
  電力使用制限令が前倒しで解除された。

  あの、7月から(企業などの大口需要家に対して)義務付けられた、

  昨年実績よりも電力使用を15%削減

  しろという、

  出来なかったら罰金1時間に付き100万円

  という、例の経済産業省からの強制措置である。



  ニュースによると、制限令に違反したと報告のあった事業所は約400。

  ソニーや日産の一部の声を引用して、たかだか400でした、大した影響はありませんでした、

  とばかりに報道するマスコミとは裏腹に、へぇ、400もあったかと驚かされた。



http://www.youtube.com/watch?v=Ul-ssLj4zgY



  で、前倒しの解除だが、理由は昨年ほどには気温が上昇しなかったこと、それから国民の節電努力によるところが大きいのだという。

  思うにひとくくりで「国民」と言っても、一般家庭の節電努力などたかが知れているので、違反した400の事業所を含むすべての事業者たちの涙ぐましい努力があったのではないかと想像するわけだ。

  上の写真のニュースによると、違反した理由がまた泣けてくる。

  故意ではなくて、(故意は罰金対象)
  「自家発電機の故障」や「電力の監視装置に設定ミス」があった、
  などと、いかにもばればれの言い逃れをしているのである。


  この涙ぐましい努力の結晶のお蔭で、一部ではなくて、全体では、いったいどれほどの生産力を奪われたのだろうか。

  日本経済にどれだけのダメージを与えてくれたのか、この「強制措置」とやらは。



  去年ほど気温が上がりませんでしたから、前倒し解除します、って、なんだかなぁ。

  そういうことって、事前にわからなかったのかな。

  気象庁では、季節ごとの気温の予想があるが、今年は例年ほど気温が上がらないとか、それくらいは当然わかっていそうなものだが、違ったかね?

  なぜ、努力目標だけの数値ならまだしも、罰金まで課して事前に通知する必要があったのか。

  最大電力を昨夏より15%削減を求めることを「強制」にしなければならなかったのか。

  

  3.11の被害が拡大したのは、気象庁が津波の規模を過少に報じたことが原因だったという意見がある。

  私も同意見である。どう考えても、悪意、とまではいかなくても何かしらの作為が感じられる。

  今回の事前の季節予報を不透明にしたことも、同質の匂いを感じてしまうのであった。



  何だ、大したことなかったじゃん。電気も足りたじゃん。
 
  影響あんまなくて、良かったねぇー



  と笑い飛ばしたいところだが、あまりにも間抜けすぎて、事業者たちが泣けてきて、心の奥にもやもやが残るのであった。