2011年9月3日

 『いい国つくろう、何度でも』 ~敗戦の敗戦は勝利となるか?~




  1945年、8月15日、厚木飛行場に一人の男が降り立った。







  宝島社の広告が物議を醸している。


  この絵だけだとわかりづらい(失礼。若い世代はもっと微妙だと思う。)が、

  製作者の意図を読むと納得はする。



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敗戦や災害など、これまで幾度となく苦境に直面してきた日本。
日本人はそのつど、不屈の精神と協調性を武器に国を建て直してきた歴史があります。
世界のどこを見ても、これほどしぶとく、強い生命力を秘めた国民は存在しないのではないか。
そんな気さえするのです。
「いい国つくろう、何度でも。」
この投げかけを通じて、
日本人が本来持っている力を呼び覚ましてみたいと考えました。

 
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  納得して、

  そうだ頑張ろう!
  本来の力を呼び覚まして、いい国を作るんだ、何度でも。

  と思うかというと、こちらも微妙である。


  敗戦の苦境に直面しても、不屈の精神で国を立て直したと言うが、この写真。
  連合国最高司令官ダグラス・マッカーサーがやってきて、大日本帝国時代の悪い日本は終わりを告げたはずだった。日本は民主化に向けて走り出し、より良い国へと成長したはずであった。
  連合軍、アメリカ様の言うとおりに、「戦後レジーム」なるものに(体制を)変えて、天皇は人間になり、恒久平和を理念とする美しい憲法を大切にしてきた。


  なのにまたしてもの敗戦である。


  何度でも、って言われてもなぁ。よく、「敵の敵は味方」と言うけれど、ならば、「敗戦の敗戦は勝利」となるのでしょうかね。

  敗戦後、より良い国(コピーで言うところの「いい国」)と生るために、血眼の努力と不屈の精神力を使い果たしてまた負けたこの国は。

  (ええ?また負けたんだよ、それでも!)

  いい加減、思い知ったこの国は。
  今こそ戦後の体制を脱却して、本来の日本の姿に立ち戻り、勝利を得ることが出来るのでしょうかね。


  今、現在の時代の敗戦で、厚木飛行場に降り立った、マッカーサー元師は誰だろう。

  まさかあの日本の体力を奪うことにご執心の民主党政権の面子とは思えないし。

 
  もしもものすごい皮肉を込めてそう言っているなら、逆に笑えるのだけれど。
  (どう考えてもただの手下ですよね)


  「やつ」が悠々とパイプを燻らし、
  日本人の最後の戦いを興味深く見下しているさまを想像すると、
  空恐ろしくはあるのである。


  「負けないわよ」
  アニメのヒロインのように芝居がかった声で軽く口ずさみながら、
  心の中でこう言うのだ。


  「いい国つくろう、今度こそ」