2011年10月11日

農業再生計画とTPPは何の関係もない。 ~または、死ね死ね野田総理~





  TPPについて考えてみる。

  今の私の考えは、こう。 ↓ 


小沢氏を裁判&メディアによる総攻撃で釘付けにする一方で、売国者の群れどもがTPP参加へ邁進 (属国離脱への道より)



  まさにこれ。

 『 対日年次改革要望書の代替物としてさらに悪質なTPPは関税自主権を返上する愚策にしか過ぎず、昭和初期の金解禁にも等しい売国政策だと考える。取り返しのつかない致命傷があるとすれば、TPPがまさにそれだ。』


  そのまんまですね。国富を献上する愚策としか思えない。



  が、作者と一つ違うのは、この愚策を止める手立てがもうないのではないかと感じていること。

  政権交代前に自由貿易を掲げ初めてから、それだけは食い止めたくて、民主党政権をずっと叩いていた私からしたら、情けない敗北宣言に等しいのだが、現実を学んだということなのか。

  この1990年の日米構造協議から始まった日本改造計画=米国への国富献上という流れは、もう止められないところまで来ている。


  対米協調以外に選択肢を持たない日本は、アメリカ型(グローバル型)に構造改革を進めてきた。改革派がもてはやされ、「美しき日本」に回顧しようとするならば排除されてきた政治家たちにもはや逆らう手だてがあるとは思えない。

  濁流に飲み込まれて、流されて、あとは滝壺へ真っ逆さまというその一歩手前、今はかろうじて小さな岩か木の根か何かに掴まって堪えているけど、もう彼らの意志などどうしようもなく、落ちるしかない、という有様ではないか。


  なので、仮定してみた。
  TPPは反対、賛成如何にかかわらず、参加が決定したものとして、参加した後どうするか?

  私この方の日本起死回生の政策、というものがやたらと対米隷従っぽいので嫌いなのだが、個人的好き嫌いは置いておいて、「日本中枢の崩壊」を書かれた経済産業省の古賀茂明氏が、TPP参加後の日本の姿を記してくれているので抜粋してみよう。


  ①まず、平成の「逆農地解放」を行う。
     土地を開放して、小規模農家から大規模農家へを標語にしよう!

  ②先進的な品質、ブランド管理を行う。
     資金力と、先進的な経営能力を持つ民間企業(株式会社)が完全に自由に農業経営を行えるような規制緩和をすると同時に、私権制限も含めた農地集約を進める。

  ③その際、外資も受け入れる。
     強い企業を支援するという政策に思い切って転換する。

  ④農家はTPPをプラスと考え、価格競争だけでなく、品質で勝負する。


  ⑤付加価値を付ける。
    アジアの富裕層向けに高付加価値の高級品として海外に輸出する。

  ⑥安全レベルを見直す。
     今すぐ日本の安全衛生及び、表示規制・基準のあり方を国際的観点で総点検する。



  規制緩和して、市場原理を取り入れて、企業が技術やノウハウを持った農民の力を利用する形で農業経営を行えば、国際競争力を有する農業が成立する、と言うわけだ。


  うんうん、いいじゃないか。
  もう、やるとなったら、それしかないよね。
  流れに逆らう手段がないのだから、それしかないでしょう。


  と、言いたいところなのだが、やはりどうしても、それは滝壺に堕ちる政策だと思ってしまう自分がいる。もう構造改革という名のもとに、日本の形を変えていくのはうんざりだ。

  儲かる、儲からない、という市場の観点から政策を考えるのはもう飽き飽きした。

  外資が参入して、日本の付加価値の高い質の良い農産物(技術)のノウハウをタダで持って行かれるのも飽き飽きした。

  が、逆農地解放はいいかもしれない。農家に金をばら撒かないで、強い農家を作っていく、という選択は欠かせないようにも思う。

  著名人に評させると、どうしてもハゲタカ手招き政策がワンセットで付いてくるから不思議だ。

  そもそも、TPPがハゲタカ手招き政策なのだから、きっちり拒否してから、強い農家を作ろう!と提案するなら、ずいぶん納得するものだが、前提が賛成ではどうしようもない。


  農業再生と、TPPとは何の関係もない。

  (なぜ、ワンセットで語ろうとする?)


 

  おっと、滝壺に落ちた後の事を考えるつもりだったが振出しに戻ってしまった。

  無駄な努力とたとえ知っていても、最後の最後まで、小さな岩や木の根に掴まって踏ん張るとしようか。

  幸い、この国には、立派な国会議員がまだまだいる。


  野党に、民主党議員だって、大勢が反対を表明してくれている。

  野党、民主党で180人いるという「TPPを慎重に考える会」。
  自民党議員118人の「TPP参加の即時撤回を求める会」。
  その他、国民新党6名、新党日本1名、社民10名、共産15名、たちあがれ日本5名に、無所属の反対派、民主自民で立場不明の反対派もいると言う。


  頼もしいではないか。


  彼らと共に、小さな岩を大きな岩に、僅かな木の根を大地に張り巡らして、少しでも愚策を食い止める努力を続けていきたい。



  そんなわけで。


  TPP賛成派の野田首相。 ↓







  その汚い足で農地を踏むな。


  死ね。





  (続く)