2011年11月25日

プルトニウムの恐怖は終わらない、大間原発2014年稼働に向けて再発進か?






大間原発建設工事再開を要請へ


大間町は東日本大震災のあと建設が中断している大間原発の工事を早期に再開するよう国などに要望する。金澤町長が町議会原発対策特別委に説明した。県の検証委員会が、県内にある原子力施設の安全対策を妥当と判断したことを受けて行なうことにした。
[ 11/25 16:52 青森放送]




   
画像・現代かわら版より



  
建設工事を休止していた大間原発(青森県大間町)が「安全対策を妥当と判断」されたという。驚いた。青森県原子力安全対策検証委員会の報告書を読んでみたが、どうもピンとこない。多重防護性が確保されているから大丈夫とか、東日本大震災の時の大間原子力発電所や県内の地震、津波の観測記録の数値を挙げて、多少のトラブルはあったが、いずれも大丈夫だったという事を根拠にあげている。

けど、青森県の東通原発って4月7日の余震でこんなじゃなかったですか?



   
 ↓    ↓    ↓
 7日深夜に起きた余震では、東北地方の複数の原子力施設で外部電源からの電力供給が途絶した。このうち東北電力東通原発や女川原発では、バックアップ用の非常用ディーゼル発電機が使えないなど、危うい状態が続いたままだ。今回は辛うじて難を免れたが、今後も予想される大規模な余震の揺れと津波に、原発は耐えられるのか。
 東北電力によると、東通原発(青森県東通村)1号機は、余震で外部からの電力供給が2系統とも遮断されたため、非常用ディーゼル発電機による冷却に切り替えた。
 8日午前3時半、外部電源が復旧。外部電源とともに非常用発電機による電力供給も続けたところ、午後2時10分ごろ、発電機の燃料循環ポンプ付近で燃料の軽油がもれているのを作業員が見つけ、運転を止めた。燃料漏れの理由は調査中。
 同原発は3月11日の東日本大震災時には定期検査中で、原子炉に燃料棒はなく、現在、外部電源で使用済み核燃料貯蔵プールの冷却を続けている。非常用ディーゼル発電機は3台あるが、もう2台も、点検中のためすぐには起動できないという。



   
あわや第二の福島になるところをかろうじて免れたという状態だったと思うが、「対策の信頼性を向上させるために防潮堤や空冷式ディーゼル発電機の設置などの設備の確保によって、原子炉の冷温停止の迅速化や津波に対する防護策を図るものである。」(東通原発の検証の経緯より抜粋)って、どうなの? 信頼性は向上以前に「ない」と思うんですが・・・


東通原発もそうなんですが、大間原発は下北半島にあり、耐震性が極めて懸念される地盤です。検証委員会の報告書にはそのあたりの記述がさっぱりない。

下北半島はほんの数千年前まで海底だったことが確認されています。
青森方向30キロメートル圏内に恐山等三つの火山があり、北海道側にも恵山等二つの火山がある火山地帯です。
日本活断層学会は大間崎沖から延びる45~50キロメートルの巨大な活断層が2本も!存在する可能性があり、また過去にM7クラスの地震が2度!発生していると発表しています。
 

なのに、耐震基準は450ガル、全国最低レベル。

なのに、計画出力は国内最大級の138万3000キロワット。

なのに、世界初の商業用全炉心プルトニウム・ウラン混合酸化物燃料(MOX燃料)を装荷するフルMOX原子炉という恐ろしさ。


  
 
建設中の電源開発・大間原発。
手前の赤白のクレーンの付近に原子炉建屋が造られる。
緑色のフェンスの敷地境界のすぐそばに民家がある



  
こんな近くに民家があるんですね・・


地盤は軟弱で、火山地帯で、巨大活断層が2本も走り、なのに耐震基準が全国最低の世界初フルMOX商業炉がどう妥当なのか。

  
信頼性は向上以前にないし。

安全性は対策以前に。

存在そのものが危険すぎるだろ。


  



   
私は青森が大好きです。

太宰の故郷の津軽にも、白神山地にも、奥入瀬渓流にも旅行に行きました。

この先、何度も何度もみちのくを訪れることを心の励みに今生活しています。



  
もしも地震や津波がまた訪れたら、東日本大震災や4月7日の余震の時のように運良く免れなかったら、東北はどうなりますか。



  
福島だって予断を許さない状況なのに、

まだ懲りずに、今から、(今からですよ!)

実験的なフルMOX商業炉を作ろうとしていることが理解できない。


TPP(参加)での沖縄や北海道に対する配慮でも思うが、この国の中枢のものは、関東や関西の都市部を残して、それ以外の東北や沖縄、北海道、すべてを切り捨てるつもりだろうか。


日本と呼べるものは、将来的に限られて、あとは「外国」にする。

本当に、そうではないだろうか。

と、疑問に思えてしまう。



  
どうか私の愛するみちのくの自然を、これ以上危険に晒さないでほしい。

政府のエネルギー政策の方向性は「脱原発」、大間原発に関しては「存廃も含めた抜本的な見直し」だと信じています。

工事の早期再開を許可しないでください。



どうかお願いいたします。





   
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