2011年11月21日

嵐ならぬ、「投資を呼ぶ男」 ~世界随一の投資家、ウォーレン・バフェット氏が来日だ!~



こんばんは、lalarightです。


楽天ブログから見に来てくれた方もいたようで、めずらしく(!)昨日はアクセス良かったです。嬉しいなぁ。では、今日も元気に行ってみよう(^^)


今日のニュースはこちら!


「日本に対する投資見通しは不変、欧州への投資計画はなし=バフェット氏」 (WSJ)


なんとあの世界長者番付3位、世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏が来日し、福島県いわき市を訪れました。






がんばろう福島!で手を振ってますよ。
日本でも人気の超有名な投資家のバフェットさん、初来日だそうですが、いきなり福島かい!


そうです。氏は、東京電力福島第一原子力発電所南40キロメートル余りに本社・工場を構える超硬工具ダンガロイに巨額の投資をしているんですね。


おっと、正確には、ダンガロイの親会社、イスラエルの切削工具メーカー、イスカルを中核とするIMCグループに、巨額の投資をしているんですね。

本来ならば、3月22日に開催予定だった新工場の式典に出席するはずだったんですが、東日本大震災で同工場の稼働が延期になったので、来日も延びていたわけです。


ちなみにこの新工場、ダンガロイがIMCに買収された2008年の翌年、2009年春にIMCのベルとマイヤー会長の指示で行われました。(建設計画を温めていたのはダンガロイの上原好人社長とのことですが、経営者ならだれでも新工場の計画を温めていますね?)

ダンガロイさん、東芝の子会社の時分には、下請けで苦労して、従業員をリストラしてと、人並みの中小企業よろしく散々だったわけですが、イスラエルのIMCに買収されたとたん、


「新工場の建設計画をすぐに実行しなさい」

「おら、100億円だしちゃるから」

ぽーんとお金が出てきちゃった。


ダンガロイの上原社長さんは現在こう言っています。

「あー本当に良い会社に買収してもらったと思う」


震災のすぐ後も、それはそれは手厚い支援が、イスラエルからあったそうです。



※以下、手厚い保護の実例。
(時間のある方はぜひ詳細をどうぞ!めんどくさい人は青字の下に飛んでね)


 上原社長は「震災でもイスラエルからの支援は素早かった。社員も喜んでいる」と話す。タンガロイのいわき工場は東電福島第1原発から40キロメートル程度しか離れていない。そのため、タンガロイ製品についての「風評被害」が出ていた。IMCはイスラエルの政府系機関から放射能測定の専門家を4月11日に派遣してきた。世界から認められた公的機関が製品の放射能を測定し、問題ないことを示す認証を与える。さらに、設備内に入る放射能を遮断するためにどんな方策が必要なのかを細かく教えてくれた。例えば、「工場内の芝生には入らないように」ということ。靴に放射能物質が付着しやすいからだという。IMCは主力輸出先である欧州でも、ベルギーの公的機関に依頼して、物流倉庫で製品の放射線量を調べ、顧客の心配の芽をすばやく取り除いた。

 こんなこともあった。超硬工具の生産工程で重要なのがタングステンなどの原料を焼き固める焼結炉だ。新工場ではドイツの機械メーカーから購入し、4月にも据え付ける予定だった。だが、原発事故でドイツ人技術者が来日を拒否した。上原社長らが困っていると、イスラエルの本社から「タンガロイの技術者をすぐに送ってこい」との指示があった。焼結炉の据え付けや試運転に詳しいIMCの社員が2週間かけてすべてのノウハウを教えてくれる、というのだ。上原社長は5月中旬から2人の技術者を送り込んだ。「困ったことがあれば、なんでも面倒を見てくれる。子会社とはいえ、ここまで親身な親会社があるのか」と、上原社長も舌を巻いた。

「バフェット氏はなぜタンガロイを選んだ? 「メードバイJAPAN」第4部(1)」 (日経)より>



※読まなかった人の為に略。 ↓


子会社とは言え、ここまで親切な親会社があるのか!

と、福島ダンガロイの社長は舌を巻いたそうです。ふ~ん、そりゃ凄いですね。



でも、なんでそんなに親切なの??


これが良くわからないですね。上記記事によると、IMCがもともと子会社思いの小さな家族経営的な企業だからという事になっています。
バフェット氏が入れ込んだのもそのためだと書かれていますが、家族経営的な小さな企業なんて世界中いたるところにありますね??


で、IMCのイスカルがダンガロイを買収したのはリーマンショック直後の2008年、ダンガロイが一番大赤字を出した時だから、買い時だったのかな。IMCは超硬工具で世界第2位の大手だから、日本に工場があってもいいかな、って感じでしょうか

そして、IMCを投資王バフェット氏が買収、じゃなかった投資しはじめたのが、遡ること2年、2006年です。
投資王パフェット氏は4800億円を投じて、IMCの8割の株式を取得しました。

ということは、上記記事のタイトル通り、ダンガロイを買収したのも、パフェット氏の選択、ということですね。


ややこしくなった人いますか~
今までのところ、まとめますね!

↓  ↓

2006年 投資王バフェット氏 IMCに投資始める。(注・これはIMCの持ちかけによって始まった)
2008年 IMCが福島の福島原発から40キロのダンガロイを買収。
2011年 3月ダンガロイ新工場のオープニングセレモニーが震災で中止。
2011年 11月投資王バフェット氏が来日。がんばろう福島の旗を振る。



ちなみに、「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」の平成23年(2011)3月23日(水曜日)通巻第3278号 <3月22日発行>にこう書いてあります。

『バフェット(世界一の投資家)が断言した。「日本株は買いだ」
世界銀行は東日本大地震の損害最悪2350億ドル、GDPを4%押し下げると予測』



 
 先週、場中で67%、終値で56%も株価を下げた東電、これは大暴落と言って良いが、今日はストップ高。15・8%強の棒上げである。
 狼狽売りした外国人投資は泣いている。底値を拾った投資家は、たとえば790万円の投資で、300万円の稼ぎとなった(22日の東電の株価は1098円)。

 誰だ? チェルノブイリ型の惨禍になると日本の技術を貶めるような風説の流布に協力したのは。

 今回の地震被害額は阪神神戸大震災の四倍から五倍と見積もられ、世界銀行は、2350億ドル(19兆2700億円)が最悪の数字、少なくても1200億ドル(9兆8000億円)とはじき出した。
世銀は「今年度の日本のGDPはマイナス2・5%から4%に凹むだろう」と推計した。いずれも根拠となるデータは不明。

 ところが逆張りの勧めを断言している豪傑はウォーレン・バフェットだ。
「日本株は最大の買いのチャンス」と韓国で講演した(3月22日付けの『ヘラルド・トリビューン』紙の片隅に、小さな記事があります)。

バフェット率いる全米最大の投資集団「バークシャー・ハザウェイ」は、今日まで日本企業に大規模な投資をなしたことはなく、韓国で浦項製鉄株を大量に取得していることが分かっていた。
 バフェットは24日に来日予定だったが、訪日をキャンセルした。

 <「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」より>



パフェットさんはIMCを買収して、IMCにダンガロイを買収させて、大儲けをしているんですね。
日本企業への投資はこれが初めてだそうです。


ここからは仮説ですが、私は日本の震災と福島第一原発の事故で、誰が一番得をしただろう、といつも考えています。

最終的な受益者がいつだって、戦争でもなんでも、歴史的な事件を起こすものですからね。

で、これは(これも)怪しいぞ、と真面目に思っています。


考えてみてください。

これから福島は復興へと向かいます。その時、たまたま来日が延びていた投資王が、やってきて、がんばろう福島と手を振っている。

そして、その日本企業は震災の3年前にイスラエル企業に買収されていて、震災のあと至れり尽くせりの保護を受けている。

日本企業の社長は言います。

「本当にいい会社に買収してもらった!震災でもイスラエルの支援は素早くて助かった!」

未だ復興の兆しが見えない日本企業が多い中、ダンガロイさんはイスラエル企業と投資家の保護を受け、早々に設備を移して生産の早期回復と、風評被害を打ち消すための措置まで受けています。


私が被災地の日本企業ならば、

「うちも買収してもらいたい!」

と羨ましく思うだろうと思います。



そう。


買収してもらいたい!

               ↓ (こんな感じに!)







福島の復興、いえ被災地と日本の未来を思う時、今回の人気投資王の来日はなんてシンボリックな出来事でしょう!



さぁ、世界の投資家さん、

「日本の投資は不変」で、「日本は買い」だそうですよ!

今すぐ日本にどしどしと、さぁ、やって来てくださいな。




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