2011年11月28日

「大阪都構想」は日本を救えるのか。



こんばんは、lalarightです。


さて、大阪秋の陣で勝利を収めた大阪維新の会。


『大阪都構想』って言うのが、なんだかよくわからない、って意見が多いみたいですね。




そこで、超簡単な大阪都構想。


↓    ↓












1. 自治体改革

大阪は全国最高の生活保護率、失業率を誇る貧困都市。この際、抜本的な公務員改革をして、(公務員をクビにして)財源を浮かせましょう。



2. 二元行政の根絶

大阪の低迷は大阪府と大阪市の縄張り争いや責任の押し付け合いといった無責任な行政のせい。世界の都市間競争の時代で、もはや足手まといな二元行政。この際一元化しましょう。




3. 住民を込め細かかに守る組織体制

大阪市(と堺市)を特別自治区に再編し、組織のでかすぎる市役所を失くして、新たに(8~9の)区役所を作りましょう。その特別自治区役所を核として、地域色を生かせるコミュニティーを充実させましょう。




4. 大阪の新たな都市経営モデル

少子高齢化の時代の難局に乗り切るために、都市間競争で打ち勝ちましょう。世界に誇れる大阪にするために、新たな大阪の統治機構、システムを構築して、まずは税収を増やしましょう。



大阪都構想推進大綱より




左が大阪都の制度。大阪都の特別区は東京よりも更に権限・財源がある



(マニフェストはこちらをクリック)








大阪市(と今のところ堺市の予定)を再編して、30万人規模の特別自治区を作り、各区が決定権と財源を持つ。

それを新しい大阪府が(東京都のように)まとめて管理する、というのが「大阪都」(仮称)ですが、ちょっと簡単に言いすぎました。


(ごめんなさい、詳しくはマニフェストを見てくださいね)


とりあえず、問題視されているのは、大阪市の財源(税収入)がいったん大阪府に吸い上げられての再分配となるので、その分配率が今までよりも低い!と。




 東京を例にして説明すると、本来は市町村税である固定資産税・市町村税法人分・特別土地保有税の3税をいったん都が吸い上げ、45%を徴収する。残りの55%を特別区に分配する。この都独自のシステムを都区財政調整制度という。

 大阪都構想ではこの分配率を都39:特別自治区61とし、東京都の分配率よりも特別自治区に厚く配分するとしている。このあたり、維新は基礎的自治体に配慮していることが伺える。とはいえ、もともと財政調整金の原資は市税である。大阪都に移行すれば、31%を“都”になったというだけで横取りされることになる。
「大阪の覚醒は始まったか? 橋下劇場化したW選挙」より






確かにちょっと問題がありそうだけれど、維新の会の構想は大阪市を救いましょう、という話じゃなくて、大阪全体を救いましょう、(そこから始まって日本も・・)という計画なので、市の取り分にこだわるのはどうなのかな。
それを「横取り」という神経が良くわからないかな、というのが本音。


また、構想では、大阪全体の経営形態を変えて、今までの大阪の財源すべてを底上げして、それから借金まみれの歳出もシステムごと変えて行こうとしているので、既存の税収と歳出からの予算分配のシュミレーションをしても、意味がないように思う。


既存の形からしか計算できてない、そういう人たちばかりだから、「だからこそ僕が立ち上がったんです」って橋下さんに言われそう。





 これは私の敬愛する小林よしのりさんの漫画「新・天皇論」に出てくるネームなんですが、彼がこんなこと言っていた。



「本当に伝えたいことがあれば、机にかじりついてぶっ倒れるまで描いてもいいと思えるものだ。(だけど〇〇氏にはその情熱がない)」



私はそれを聞いて、偉いなぁ、と思いました。論争に勝つことにも情熱はいるんですが、それだけじゃなくて、本当に伝えたいことがあるから何があろうと情熱をかけ続けて、「伝えたいこと」を私たちにわかるように(一冊の本という形で)「体系立てた」。



一時的な情熱なら誰でも持てる。

でも情熱を持って挑み続けるのは誰にでもできることじゃない。



現代、世界は、経済戦争の真っただ中、であるようで、その実行われているのは、思想戦であると私は思います。


いかにして、情熱を持っておのれの思想を体系立てられるか。

それを読者に、(有権者に)伝えることができるのか。

そうして、いかにして、それを実行できるか。


これからの勝利はすべてはそこにかかっていて、橋下氏率いる大阪維新の会の大阪都構想は「情熱(伝えたいこと)」であって、その思想を体系立てるための一歩となったのが今回のW選挙。

完全勝利とは言え、一時的なもの。小林よしのり氏の一冊が完成して、私の手に届くまでに時間がかかったように、維新の会の情熱が体系立てられて私たちのもとに届くのは、まだまだ時間がかかりそう。


工程表によれば、23年までに国に構想実現のための法改正を求める。25年は制度設計に移行計画を完成させる。

24年の計画がすっぽり抜けているんですね。もしも国が動かなくて、橋下氏らの情熱が一歩も損なわれず、私たちにそうしなければ「伝えられない」としたときには、国政選挙がある年ですから、氏らが何を考えているかは言わずもがな、という感じです。


大掛かりな政界再編が起こり得る。


大阪維新の会は、思想を体系立てられるのか。


もしもそれが、現在の世界規模の思想戦での勝利につながるものならば、傍観者を決め込んでいるものたちは、ふるいにかけられる恐れがある。


維新の会からの出馬を断ったという有名な方々、民主党や自民党、既存の権力の中枢(組織)の顔色をうかがって、既存の予算でシュミレーションしている人たちとリスクばかり考えている人たちとあまり変わらない。

特に東国原元知事はあの宮崎選挙の際の情熱が膨大なものだっただけに、残念です。





おすすめブログ 
※大阪W選挙にまつわるブログをいろいろ読んだんですが、これが一番わかりやすいなぁ、と敬服したblogです。本気の人には、かなわないよね。もう劇場型では日本は生き残れません。(橋下氏らこそが劇場化だという意見には納得してないかも)

『橋下徹に負けたのは誰だ』 (森口朗公式ブログ)






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