2011年12月2日

東電VSマスコミの影に野田首相?! 帝国の終焉、どう考えても原発は、もう無理!





マスコミと東電がちょっとしたバトルを繰り広げていて面白い。


言っておくが私は、東電擁護派である。

東電叩きは、日本経済の体力を奪おうとするための、(東電がなくなったら利益を得るものたちによる)画策だと信じていて、原発事故があった直後からずっと東電へ批判が向かうことを食い止めようと擁護し続けてきた。

原発推進派ではないが、東電が潰れると困る。

(だから原発はあっても構わないという立場だった)


外資や韓流やコンプライアンスや、とにかく今までの日本の体質をぶっ潰すことがもてはやされ、日本の体質以外のものがもてはやされる傾向が極めて強い現代で、いまだ健在な日本的社会の暗部の象徴のようなジャニーズと東電だけが救いの神だと思っていた。


本気で言っているんです。


ところが。そんな私に変化が出たのは、福島原発事故の収束があまりにも悲惨だった(現在進行形で悲惨である)こと、報道の嘘が多かったこと。原発事故による放射性物質の汚染(特にプルトニウム)の問題が深刻で、プルトニウムは人間とは共存しえないと悟ったこと、それらによるものが大きい。


で、12月に入って、マスコミ(バックに政府機関のリーク?)VS東電のちょっとしたバトルが見られた時、これはさすがに、トロイの木馬覚悟で、マスコミを擁護したくなった。


まじにもう原発はヤバい。


またそのちょっとしたバトルとは、青森・東通原発と青森・六ケ所村の核燃再処理工場に関するもので、私の大好きな青森が舞台なのだ。



詳細こちら ↓









「東電、東通原発を断念…工事中断の1号機」


東京電力は30日、青森県東通村で1月に着工した東通原子力発電所1号機の建設を断念する方針を固めた。
福島第一原発事故の賠償を進めるため、十分な建設資金が確保できないためだ。政府が原発の新増設に厳しい姿勢を見せる中、具体的に中止の計画が浮上したのは初めてだ。
20年以降の運転開始を予定していた東通原発2号機の建設も取りやめる見通しだ。
(2011年12月1日03時03分 読売新聞)




この読売の一面報道に対して、東京電力は即座に訂正を入れた。





12月1日付読売新聞1面「東電、東通原発を断念」について
平成23年12月1日
東京電力株式会社

 12月1日付の読売新聞にて、「東電、東通原発を断念」との記事が報じられておりますが、当社が発表したものではなく、また、こうした事実はございません。以 上



翌日は、毎日新聞である。



「青森・六ケ所村の核燃再処理工場:「撤退」02年に一致 東電・経産首脳が協議」

◇建設費膨らみ 会長辞任で白紙
 核燃サイクルを巡り、東京電力と経済産業省の双方の首脳が02年、青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理事業からの撤退について極秘で協議していたことが関係者の証言などで分かった。トラブルの続発や2兆円超に建設費が膨らんだことを受け、東電の荒木浩会長、南直哉社長、勝俣恒久副社長と経産省の広瀬勝貞事務次官(いずれも当時)らが撤退の方向で検討することで合意し、再協議することを決めた。しかし3カ月後、東京電力トラブル隠しが発覚し、荒木、南両氏が引責辞任したことから実現しなかったという。 毎日新聞は出席者の氏名や協議の時期、目的などが書かれた経産省関係者のメモを入手し、協議の関係者からの証言も得た。首脳による協議が判明したのは初めて。
(毎日新聞 2011年12月2日 東京朝刊)






この毎日の一面報道も、東電は即座に撤回。






12月2日付毎日新聞1面「「核燃再処理撤退」02年一致 東電・経産首脳協議」について

平成23年12月2日
東京電力株式会社

 H23.12.2付の毎日新聞において、「「核燃再処理撤退」02年一致 東電・経産首脳協議」との記事が報じられておりますが、これは当社が発表したものではなく、またこうした事実もございません。
    再処理事業については、過去にエネルギーセキュリティやコスト等の観点から、社内や関係者との間で様々な議論を行ってきたことは事実です。
    ただし、再処理事業から撤退する方向で協議をしたことや、撤退の方向で検討することで合意したという事実はございません。
    再処理をはじめとする原子燃料サイクルは,今後ともエネルギーの安定供給やエネルギー資源の有効利用の観点から重要であるとの考えに変わりはありません。 以 上







東電潰しによる日本経済への打撃か、原発維持かを問われると、本心を言えばまだ悩むところだが、(それにマスコミの東電叩きには同調できないものがある)やはり、東通原発も六ケ所村の核燃料再処理事業も、どうしても受け入れられない。


どうしても無理!
東電、日本、ごめんなさい、と裏切りに出たところで、城南信金のこのニュースだ。





「城南信金、東電の電気買いません 「脱原発」取り組み」


 城南信用金庫(東京)は2日、本支店などで使用する電力について東京電力との契約を解除し、ガスや自然エネルギーの電力を販売する「エネット」(東京)から購入する、と発表した。来年1月から始める。城南信金は福島第1原発事故後、「脱原発」を宣言しており、今回の取り組みもその一環。
 城南信金は、年間約900万キロワットの電力を使う全85店のうち77店でエネットに契約を変更する。契約の切り替えに伴い、年間の電気料金は従来の約2億円から1千万円減らせるという。8店舗はビルに入居しているなどの理由で、引き続き東電から供給を受ける。
2011/12/02 19:03 【共同通信】




政府に手厚く守られている東電が潰れることはないだろうが、帝国はもう終わったという感が一気に漂ってきた。

城南信金に続く企業は多数出てくるだろう。

再生エネルギー法案? 復興特区の多国籍企業向けの再生プラン??存在的核保有国の抑止力放棄?


未来を考えると複雑だが、どうしても、何度考えても、原発は、いらない。




それにしても、今日の野田首相の官邸メール(官邸かわら版のこと)、いつもの語録しか更新されてないようで、「ふん、また逃げたか」と思ったら、ちゃっかりブログが更新されていた。

【官邸かわら版】《総理の語録》世界との絆を忘れない(2011/12/02)

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今回の更新情報              
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●総理の語録:「世界との絆を忘れない」(12/2掲載)
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世界の方々の日本を思う強い気持ちに心を揺さぶられずにはいられません
でした。

※ 記事全文はこちらから
http://kawaraban.kantei.go.jp/2011/12/20111202.html

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19時に配信されたメールの(かわら版)更新情報には、過去の語録しかアップされてないことになっているのに、18時には三次補正とこれからという記事がアップされているじゃないか。

首相官邸のメールを自民党政権時代から愛読しているが、メール記事に、内容が書かれずリンクだけというのは、野田首相が初めてである。

おまけに、ブログに書いたこと(更新されたこと)も、かわら版を見に行った人にしかわからないように配信している。


逃げだのシャイだを通り越して、プチ隠蔽工作としか思えない。


 これから年末にかけて、震災前から我が国が抱えてきた諸課題についても、次なる段階へと議論を進め、具体的な処方箋を明確にしなければなりません。
(かわら版blog「三次補正とこれから」より)



こういう首相こそ、とんでもない法案や政策を国民に内緒でこっそりと明確に進めてしまいそうだから、危ないものだ。
こちらもプチ隠蔽工作に負けずに、入念にチェックしていかなくては、とあらためて考えさせられた。



先に掲げた12月1日の読売新聞はこう結んでいる。


 原発の新増設について政府は原則認めない方針だが、野田首相は10月、「建設が相当進んでいるものもある。個々の案件ごとに地元の意向も踏まえながら判断していく」との考えも明らかにしていた。


その判断が正しいものであることを祈るばかりだ。







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