2012年1月9日

脱北者からも拒否される悪役・日本。今回は助かったようなあんまりなようなもやもやしてます。





今月6日、島根県隠岐に脱北者とみられる不審船が漂流した。

当日のニュースでは「脱北者ではなく、たまたま漁業中に遭難した」だけである珍しいケースと報じていたように思う。

私はラジオを聞きながら、そんなこともあるのか、と胸をなでおろした。

朝鮮半島の情勢が不安定な中、これから、脱北者が日本になだれ込んでくることを想像していたのである。

「今回は、助かった」

彼らが、中国経由で帰国すると聞いたときも、同じように感じたものだ。


ところが、なんだかもやもやするのである。

島根・北朝鮮漂流船:乗組員の帰国、北朝鮮が要請 近く非公式協議




北朝鮮の今後を思うと、日本にとって、韓国と中国の友好は欠かせない。

ところが昨年末から、反日ブームが、今までに増して高まっているのである。









きっかけはこの映画だろうか。

中国映画界の巨匠、チャン・イーモウ(張芸謀)監督の最新作「ザ・フラワーズ・オブ・ウォー(原題:金陵十三釵)」。

南京大虐殺と、慰安婦。反日運動のシンボルと化した「大日本帝国時代のW悪行」を題材にした物語が昨年末からロサンゼルスやニューヨーク、サンフランシスコで公開された。


主演のクリスチャン・ベイルは「これは反日映画ではない」と訴えているが、心象描写はさておき、物語自体は中国共産党の国策映画、反日プロパガンダ映画としか言いようがない。








【あらすじ】
日中戦争が勃発した1937年、クリスチャン・ベール演じる南京の教会の牧師や教会に身を隠す13人の女子学生、戦争を逃れた14人の遊女、命がけで日本兵に抵抗する中国の軍人、傷を負った兵士たちが直面した南京大虐殺を生々しく描いている。


「人間を描いた作品だ。人間の危機に対する反応の本質や、危機に直面した人間がどのようにして
野獣のような行動を取り、また逆にどのようにして最も高潔な行動へと出るのかが描かれている」(クリスチャン・ベイル談)



悪役・野獣の行動を取った日本人、被害者中国人、ヒーロー・高潔な行動へ出た白人という図式である。



 同作品は幕開けから迫力満点で、興奮と感動に満ちたシーンの連続。集団自殺を図ろうとする13人の女性が助け出されるシーンがスクリーンに映し出されると、観衆の間からは涙をすする声が聞こえた。
 同作品の米国メディア宣伝事務を担当している米「EDI Media Inc.」の総裁で、「中米映画フェスティバル」の主席・蘇彦韜氏も、同作品の歴史を伝えようとする使命感に心を打たれたとし、「同作品は迫力ある演出がされているというだけでなく、世界で戦争が起きている今日、歴史を改めて見つめなおすよう呼びかけ、平和の現実的な意義を訴えている」と指摘。





歴史を改めて見つめなおそう、と言えば平和運動みたいで聞こえがいいが、この場合は要するに、「日本の悪口を忘れるな」というリメンバーパールハーバーの意訳だろう。


英紙ガーディアンのウェブサイト版でもこう言われている。
『中国が「南京大虐殺をテーマにした超大作でソフトパワーを見せつけ、念願の米アカデミー賞の最優秀外国語映画賞を狙うつもりだ」』


中国が、ソフトパワー※を見せつけた。
そして、その74億を投じた超大作でアカデミー賞を狙っている。


※ソフトパワーとは
国家が軍事力や経済力などの対外的な強制力によらず、その国の有する文化や政治的価値観、政策の魅力などに対する支持や理解、共感を得ることにより、国際社会からの信頼や、発言力を獲得し得る力のことである。



アカデミー賞の前哨戦としてい知られているゴールデングローブ賞にもすでにノミネートされているそうだ。
中国この映画で、国際社会からの信頼や発言力を獲るならば、もしくは、米国がこの映画で、国際社会からの信頼や発言力を中国に与えるならば、当然日本は国際社会からの信頼や発言力をその分失うという事になるわけで。





 お陰で、中国では反日気運の高まり、日本大使館に火炎瓶が投げ込まれ、靖国神社は放火された。
慰安婦問題を国連に提起し、国際世論を高めたい韓国には、良い様に利用されている。


ソフトパワーを見せつけたい中国と、慰安婦問題で「個人請求権」という決着を見たい韓国の両者が手を組んで、この機会に日本の国際社会における力を削ぎ、信頼を貶めようと画策しているように映る。




これまで国内を中心に活動してきた中国の反日活動家が、韓国の反日団体との共闘を目的に韓国に活動範囲を広げたとすれば、日本外交には頭の痛い問題となる。




イラン制裁、北朝鮮情勢と不安定な中で、日本にはアジアの協力が欠かせない。
あの時、あの歴史の一時期に、確かに日本人は悪行もしただろう。
中国や韓国の罪のない人たちがそれによって亡くなったこともあったと思う。
それは大変申し訳なく思っているが。

しかし、あの一時期、アジアにおいて。

野獣の行動を取ったのは日本人だったか。
被害者は誰だったか。
高潔な行動へ出たのは白人だったか?


日本が悪役の映画で歴史を再確認するなんてあまりに無慈悲な話だ。
私たちが誰から誰を守ろうとして、命を懸けて戦っていたのか、それを一番良く知っているのは、あなたたちではないのか。



この問題について韓紅氏は「映画を見た普通の感想を書き込んだだけ。日本兵が13、4歳の少女を強姦しているシーンを見れば、当たり前の感想でしょう」とコメント。有名人としてふさわしくないという批判にも、「一般の観客として感想をつぶやいただけ」と反論。母国への愛情、愛国精神を表現することは当たり前だと強調した。



日本人が悪かった、ですべてを片付けるのは、人間として一番安易な解決方法だと思う。
誰がそれをさせているのか、本当に腹立たしい。

日本でもこの映画を是非公開してほしい。
チャン・イーモウ監督が、それでも悪役・日本人の時代背景や人間としての深みを描いたのかどうかを見てみたい。
反日気運の高まりや、前述の人民解放軍の歌手韓紅氏のコメントを読んでいると、見る前から諦めの思いが生じるが、もしそうならば、いい機会にしてほしい。
日本人はもっと歴史を見直し、母国への愛情、愛国精神を思い出した方がいい。
それは当たり前なのだと。
ここまでコケにされて黙っていてほしくはないものだ。


 忘却や無知、無関心からではなく、愛国精神から、憲法9条を貫く民族であってほしいと心から願う。






☆引用元&関連ニュース☆
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