2012年1月28日

シリアでアラブの春吹き荒れる?!シリア大統領退陣決議案へ





シリアで反政府運動が激化しています。

2日間ですでに118名の死者が出ました。

国連安保理はアラブ連盟の工程表を支持して、

アサド大統領に退陣を迫る決議案を採択することを

反対派のロシア、中国に求めました。



一連の報道、NHKが簡潔でわかりやすかったので挙げてみましょう。

国連安保理はシリアの対応をこう非難したと言います。

「アサド大統領の対応」により「10か月間で384人の子どもが犠牲に」なった。

その上で、最後をこう結んでいます。



(国連大使は)「決議案には武器の禁輸や追加制裁は含まれていない」

と述べて(ロシアと中国の)同調を呼びかけました。



まるで、同調してくれるなら武器は売っても構わない、と言っているようですね?




ちなみに、ロシア紙コメルサントが24日に発表したところによれば

ロシアは軍用練習機「ヤク130」36機を約5億5000万ドルでシリアに売却する

新たな契約を結んだそうだと言うことです。



欧米側の懸念にロシア側は「シリアへの武器供給を禁止する

国際的な制裁は存在しない」と正当化している。

今月上旬には露海軍の空母艦隊がシリア西部のタルトスに寄港し、存在感を誇示した。


 (28日毎日新聞朝刊)


この報道の後だけに、

(もちろんこのことを踏まえて、国連大使は「武器を売ってもかまわない」

と持ちかけたのだと思います)

なおさら、NHKが書いた国連のシリア非難は白々しい

大義と映ります。

「欧米側の懸念」は、国連決議に「同調」してくれることで

消し去られるものだと言うことですね。




この短い記事からも、国連が誰のためにシリアを独裁者から守り、

誰のために民主化したいのか、

行間から読み取れるというものです。





案の定、その後ロシアは猛反対を一変して、「賛同はできないが協議に加わる」

と言い出しました。まだ一日も経っていない、

友好国にしてはあっけない豹変ぶりです。

内政干渉の懸念などを理由と挙げていましたが、

こちらも白々しい大義だったと言うことでしょう。



この勢いで話が進むと、シリア・アサド大統領は

リビア型の解決法を免れそうもありません。






アサド大統領やシリアの高官は、昨年の欧州による制裁時にこう訴えています。


「その安定を揺さぶる」ことで、「イスラエルのユダヤ性強化」を行おうとしている。


最後まで武器を捨てないことでしょう。













安保理でアサド大統領辞任決議案


反政府デモへの弾圧が続くシリア情勢について、国連安全保障理事会が開かれ、欧米諸国などは、先にアラブ連盟が民主化の行程表をまとめたことを踏まえ、アサド大統領に辞任を求めるなどとした決議案を示しました。 国連は、27日、シリアで反政府デモへの弾圧が始まった去年3月からの10か月間で384人の子どもが犠牲になったと発表し、アサド政権の対応を非難しました。こうしたなか、安保理で非公式協議が開かれ、欧米諸国とアラブを代表する立場のモロッコなどがシリア情勢についての決議案を示しました。決議案は、弾圧を非難し、その停止を求めたうえで、先にアラブ連盟がまとめたシリアの民主化の行程表の実現を支援するとして、アサド大統領に辞任を求める内容となっています。安保理では来週、アラブ連盟の代表から説明を聞き、その後、本格的な交渉が始まる見込みです。ただ、安保理では去年10月、シリアの弾圧を非難する決議案の採決が行われたものの、ロシアと中国が拒否権を発動する結果に終わっています。欧米諸国などは、今回、決議案の内容でロシアなどに一定の配慮を示したうえで、来週にも決議を採択したいとしており、フランスのアロー国連大使は、記者団に対し、「決議案には武器の禁輸や追加制裁は含まれていない」と述べて同調を呼びかけました。

(1月28日 13時36分 NHK)





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