2012年1月25日

輸出立国日本の終わり NHK・タイトルさえ微妙に変えて日本の貿易赤字を報道か。








NHKのニュース7を見ていたら、アメリカの有力紙「ウォールストリートジャーナル」

の1面記事を紹介していた。


「日本の去年1年間の貿易収支が31年ぶりに赤字になった」


WSJの記事というのが、昼間から何度も流れている日本の貿易赤字報道を、

超ド・シリアス記事にしたもので

↓ (こんな出だしです)



「【東京】 世界で最大規模の輸出国家のひとつが勢いを失っている」

(一番下にリンク有り)



↓ (で、こんなラストです)


「もしかしたら円高にすごく振れて、それがずっと長引くかもしれない。デフレと円高にずっと苦しむ可能性がある。そういう場合には日本だけでやっていくのは不可能」だと、諏訪社長は述べた。


最後まで読むと、

東洋の奇跡を巻き起こした偉大な日本の終焉を嘆き、

思わず悲嘆に暮れたくなるような記事なのだが

その1面記事を、NHKが鬼の首を取ったように報じているのである。



アメリカの有力紙「ウォールストリート・ジャーナル」は、「輸出立国、日本の時代の終わり」というタイトルの記事を1面に掲載し、歴史的な円高が続くなか、企業の海外移転が加速し貿易赤字を抱える状態が続けば、日本は、巨額の債務の返済に苦しむ事態に直面するおそれがあると指摘しています。



観終わった後、散々NHK他サイトを探したが、

13時台の記事と画像しか見当たらなかった。

が、ニュース7では公開されている記事と画像の後に、まるで特集のように

日本の製造業界の現場を映し出して、今まで日本を拠点にしていた産業さえも

今後は海外生産比率を更に増やすつもりだと報じていたのである。



パナソニックは昨年11月、日本国内の生産拠点を統廃合すると発表した。

東芝は日本国内の工場10カ所を閉鎖した。

トヨタの昨年の海外生産比率は過去最高の61%。



企業は最大限コストカットの努力をしている。なのに円高で利益は出ず、

輸出立国日本は海外生産率を増やして、日本の技術を失ってでも

生き残りをかけている。



で、私は、TPPとやらの大前提ががらがらと崩れ落ちる音を聴いたんですね。

NHKのニュース報道を見て。嬉々として、WSJの報道を繰り返す様を見て。

確か輸出の拡大で製造業が潤うと言うことが農業を犠牲にすることの

唯一の言い訳ではなかっただろうか。



海外生産率の増加と、この異常な円高で、本当に経済的なメリットはあるのだろうか。



なにせ、


「【東京】 世界で最大規模の輸出国家のひとつが勢いを失っている」


ですから。


内需を増やした方がいいのではないですか。

雇用を守るために国内生産率を増やす方向にはできないのですか。

増税なんてやめて。



NHKニュース7の記事がどうしても見つからないのは、

さすがに大前提を否定してしまったうっかりミスに気が付いたのか。

なんて要らぬ想像をしながら。



参加交渉のテーブルに付いてから「メリットが何もありませんでした」

ではシャレにならない。

と心底思います。








☆引用元&関連記事☆

米有力紙“輸出立国日本の終わり”
End of Era for Japan's Exports
日本の輸出大国時代の終わり
トヨタ、12年の生産計画は865万台 過去最高更新か
(朝鮮日報日本語版) 日立がテレビ自社生産中止へ



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