2012年2月15日

日銀・デフレ脱却で金融緩和?! 待ったナシなの?今さらなの?






 主要国中銀に行動求める強い圧力、資産購入は長期的に問題=米フィラデルフィア地区連銀総裁

  [ニューアーク(米デラウェア州) 14日 ロイター] 米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は14日、日米欧など世界の主要国中央銀行には金利を低水準に維持する以上の措置を求める「並々ならぬ」圧力が掛かっているとの認識を示した。

  一方で、長期証券の買い入れにより中銀のバランスシートを拡大させることは、金融政策を「杖(つえ)」として用いることに等しく、経済を長期的な問題にさらすことになると指摘した。

  ロイター 2月15日(水)0時27分配信






2月14日の昼ごろ、ニュース速報のテロップが流れました。

日銀が金融政策決定会合で追加金融緩和を決めたのです。

決定事項は以下の三つ。


① 消費者物価を「当面は」前年比1%を目途に上昇させる。

② ①が見通せるまで、金融緩和を行う。
(具体的には実質的なゼロ金利政策と金融資産の買い入れ措置)

③ 資産買入の基金を10兆円増額。買入対象は長期国債※。
(※基金内容を記した別紙下記にリンクあり)




なぜこの時期に? という驚きが、まずありました。

98年後半以降、日本はずっとデフレスパイラルに陥っていて、

通貨の流通量の増加率は、彼是10年以上、アメリカの三分の一程度です。

なぜ今さら? の理由として、NHKはこう挙げています。




アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が先月、2%の物価上昇率を「長期的な目標」にすると発表。
政府からも、日銀が政府と共にデフレ脱却を目指す姿勢をより強く打ち出してもらわないと困るという声が強まっていました。
長引くヨーロッパの信用不安と記録的な円高、これに伴って相次ぐ製造業の大赤字と雇用の削減。
日銀としても踏み込んだ対応を示さないと、デフレを放置しているという批判を招きかねないと、危機感を強めたものとみられます。
 



日銀自体の理由はこう書かれています。




日本銀行は、先行きの内外経済の不確実性がなお大きい中で、最近みられている前向きの動きを金融面からさらに強力に支援し、わが国経済の緩やかな回復経路への復帰をより確実なものとすることが必要と判断した。このため、今回、わが国経済のデフレ脱却と物価安定のもとでの持続的な成長の実現に向けて、日本銀行の政策姿勢をより明確化するとともに、金融緩和を一段と強化することを決定した。日本銀行としては、引き続き強力な金融緩和を推進していく。




金融緩和を強化、引き続き緩和を強力に推進、と念を押して記していますね。

また「当面は1%を目途にする」という文言から、

米国に合わせて2%にする日も近いかもしれません。




それにしても、不確実性が大きい中で我が国の経済をより確実にするため

という日銀の理由がわかりません。

よけい不安定になるように思えますが、素人考えでしょうか。




14日の東証株式市場は金融緩和を受けて買い注文が優勢となりました。

日経平均株価終値は、前日比52円89銭高の9052円07銭。


自動車など輸出関連株のほか、銀戸、証券、不動産など、値上がり銘柄は

全体の7割に達したと言います。

15日は更に196円プラスの9248円。

14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は前日比90銭円安・ドル高の

1ドル=78円40~50銭。




が、市場では円安・金利低下の持続性に疑問を示す声が少なくないといいます。




買入れ対象の残存期間が1─2年に据え置かれたため、イールドカーブへの追加的な染み出し効果は限定的とみられる一方、FRBの超低金利に対するコミットメントで、米金利の上昇が抑えられやすいためだ。
ロイター




米連邦準備理事会(FRB)の超緩和金融政策に反対している

米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は、

14日の講演で改めて異議を唱えました。



総裁は講演で、米景気支援に向けた一段の措置は「不安定」で、将来的にインフレを誘発させるリスクをはらんでいるとけん制。「昨年終盤以降の経済状況は、追加緩和を必要としていない」とし、「実際、景気は回復している」と述べた。
ロイター


安定どころか、不安定だとプロッサー総裁は言っていますね?




米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は14日、日米欧など世界の主要国中央銀行には金利を低水準に維持する以上の措置を求める「並々ならぬ」圧力が掛かっているとの認識を示した。





金利を低水準に維持する以上の措置を求められた。

その並々ならぬ圧力が、日米欧の中央銀行にかかっているとも言っています。





わが国経済の緩やかな回復経路への復帰をより確実なものとする

わが国経済のデフレ脱却と物価安定





という日銀の今回の金融緩和のお題目。

ちょっと信用できなくなりました。


あなたはどう思います?







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