2012年11月14日

党首討論で16日解散決定! 野田首相VS安倍総裁を見る。




 野田首相が14日国会の党首討論で解散を明言しました。
 唐突な国会での明言、しかも僅か3日後の解散時期、しかも自民党の安倍総裁に条件付きでの解散(合意)を迫るという前代未聞の解散表明です。



 党首討論では、野田首相が8月8日に自民党の谷垣禎一前総裁との会談で約束した「近いうち解散」をめぐり、安倍氏が「約束の期限は大幅に過ぎている。一日も早く国民に信を問うことを勇気を持って決断していただきたい」と迫った。これに対し野田首相は▽赤字国債発行に必要な特例公債法案を今週中に成立させる▽衆院小選挙区の「1票の格差」を是正する「0増5減」の法改正を今国会で実現させるとともに、来年の通常国会で大幅な定数削減を図る−−ことなどを安倍氏が確約すれば「今週末16日に解散してもいい」と提案した。

毎日新聞 2012年11月14日 15時26分(最終更新 11月14日 17時28分)








 野田首相というのは不思議な政治家だ。
 あまりに弁が立ち、策略深い武将なので、(関ケ原の戦いを前にバタバタ倒れる敵方の武将をたくさん目にした)このしたたかさが、いったい日本の国益に役立つのか、それともただの無益な詐欺師なのか、なかなか判断が出来なかった。

 それでも、私はずいぶん期待していた方だと思う。嫌な報道を耳にするたびに、「まずは隗より始めなければ」という総理の言葉を思い返した。

 しかし、今日の党首討論だ。

 党首討論は野田首相の本性が露呈された瞬間だった。

 国民のための政策も議論も解散もそこには何も見えなかった。あるのは印象操作だ。国民本位の誠実な政治家を装うこと、そのために野党に無理難題をふっかけて、お得意の策謀に引っ掛けること。対決を有利に進めようとすること。それしかまるで見えなかった。

 まず、野田首相は巧妙に定数削減を解散の条件に盛り込んだ。
 「0増5減」を迫るふりを装い、相手が「マニフェスト違反」や「近いうち解散」の嘘吐きぶりを攻め立てたところで、そこまで言うならば自分たちは約束を守るよね、とばかりに定数削減の確約をも迫った。

 次に、おかしいのはそれを自民党と民主党との2党の党首だけで決めようとしたことだ。民主党は13日の常任幹事会で、「党の総意」として年内解散反対を決めたばかりである。小さな政党のことも考慮していない。案の定、党首討論の後、社民党の福島党首は記者にこう語った。
 「解散の時期も選挙制度の在り方も勝手に2党で決めるな」
 野田首相はその批判のベクトルが自民党へ向くことを狙っていたのだ。
 私は安倍総裁が、党首討論の場で条件を飲んで確約したらどうなるかとかたずを飲んで見守った。が、総裁は私よりもずっと頭の良い方なので、あっさりと野田首相の罠を見破った。
 もしもここで、安倍総裁が即答していれば、安倍総裁の後は国民の生活が第一の小沢代表との対決だったので、小沢氏から「まった」が入るはずだったのである。ところが、安倍総裁が乗らなかったものだから、おかげで小沢代表の討論は盛り上がりに欠けるものとなった。(これは野田首相も想定外だったのではないか。)

 ところが、それでも、どちらに転んでも野田首相の印象操作の勝利なのである。安倍総裁は上手くかわしたが、そのことによって、「解散の条件をすぐに飲まなかった、やはり定数削減はできないのか、国民のための誠実な約束を直ぐに返答できなかった自民党」という心象を与えることになった。
 自民党は党首討論後、即座に話し合いの場を持ち、定数削減を協力すると記者会見したが、3日後の解散には当然間に合うはずもない。(そもそも間に合うような話ではない)
 これも野田首相は狙っていたはずだ。その証拠に、公民党の山口代表が、「(今国会ではなくて)解散の後に次の通常国会で決着を付けよう」と返答する様子をNHKは繰り返し流した。野田首相の国民のための定数是正を訴える姿と対比して流し続けたのである。

 また、野田首相はこの定数是正を条件として訴える際に、「3党合意」を強く訴えて、なぜ定数削減が必要なのかを国民に思い起こさせた。
 「3党合意」により増税が決まったから、そのために定数削減の道筋を付けることが責任だと安倍総裁に迫ったのである。
 即答で定数削減を協力すると言えなかったことにより、自民党を「増税によるツケ」に対して責任を果たさない無責任な党だ、と印象付けることに成功した。野田首相の党首討論の最後の言葉はこうである。「覚悟の無い自民党に政権は渡さない」。

 
 繰り返すが、違憲の「0増5減」だけならまだしも、比例定数削減は今日明日にうんと言える問題ではない。論理をすり替えて、印象操作に走った野田首相は(党首討論を)見ていて嫌悪感さえ感じた。

 しかし、NHKはじめマスコミは、野田首相の策略に呼応するように、誠実な首相と、自らの身の可愛さに即座に定数削減確約できない自民党・公明党(という心象)の姿を繰り返し放送した。
 情けないことだと思う。ところで、野田首相はもしも下野したとして、来年の通常国会で、定数削減を巡って自民党と公明党が分裂することをも、狙ったのかもしれない。今から爆弾を仕掛けて、参議院選挙の際にどうにかしてやろうと・・ 
 あの策略深い古だぬきは、たとえ野田おろしにあおうともなかなか食えない。おろそうとする民主党の面子よりも、よほど、民主党存続のために一人戦っていることは確かである。





 ※心象操作ではない、安倍総裁の言い分はこちらをご覧ください。↓




 

 
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