2013年2月28日

安全文化の創造と、「その上で」。





 東京電力福島第一原発事故の反省に立ち、原子力規制委員会の下で、妥協することなく安全性を高める新たな安全文化を創り上げます。その上で、安全が確認された原発は再稼働します。

 省エネルギーと再生可能エネルギーの最大限の導入を進め、できる限り原発依存度を低減させていきます。同時に、電力システムの抜本的な改革にも着手します。

 「世界で一番企業が活躍しやすい国」を目指します。
 


 
 28日午後、衆院本会議で安倍首相が施政方針演説を行いました。


 下記の首相官邸HPより詳細を見ることができます。

 ※平成25年2月28日第百八十三回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説


 私が気になった演説の部分を冒頭に取り上げさせていただきました。
 安倍首相は最初の短い一文で、「安全」を3回、繰り返しています。

 東京電力福島第一原発事故の反省に立ち、原子力規制委員会の下で、妥協することなく安全性を高める新たな安全文化を創り上げます。その上で、安全が確認された原発は再稼働します。





 どうもこの論理が私には理解できません。
 「福島原発事故の反省に立ち」、「新たな安全文化を創り上げ」る、というところまではわかるのですが、そのあとの、「その上で、安全が確認された原発」というのは、どの上なのでしょうか。

 同じ日のニュースです。NHKが今日の18時に発表しています。



魚から51万ベクレルの放射性セシウム

 東京電力福島第一原子力発電所の専用の港で、魚が外に出るのを防ぐ網にかかったアイナメから、これまでで最大となる1キログラム当たり51万ベクレルの放射性セシウムが検出され、東京電力は、魚が港の外に出るのを防ぐ対策を強化するとともに、港の中で魚の駆除を進めることにしています。

 (NHK 2月28日18時7分



 少しわかりづらいのですが、51万ベクレル、と言うのは、国の食品基準の5100倍に当たるそうです。魚から検出されたものとしは過去最大で、記事によれば、これまでの最大値、1キログラム当たり25万4000ベクレルのおよそ2倍とのことです。

 東京電力は、魚が港の外に出るのを防ぐ対策をさらに強化するとともに、港の中で魚の駆除を進めることにしています。

 港の魚というのはそんなに簡単に、外に出るのを防げるものなのでしょうか。もし、仮に魚が完全に閉じ込められたとしても、魚からそれだけの放射性セシウムが検出されるということは、港の水の方は? 海はいったいどれだけの放射能に汚染されているのでしょう。
 私たちの生活に、影響がありません、とは言えないはずです。少なくとも、安全文化とは程遠い現状ではないでしょうか。

 その上で、安倍首相の「福島原発事故の反省に立」った「その上」の「再稼働」というのが、どうもまったく繋がっていないように思えるというか。
 めちゃくちゃな論理の飛躍のように思えて仕方がありません。

 人間の身勝手さによって汚された海や放射能まみれになって駆除される生き物のことも、思えば、やりきれない思いがしますよね。


 また、問題としては、誰のための再稼働か、ということも大きいのではないかと思います。

 私たちへ安定したエネルギーを供給するため、だけでしょうか。

 「世界で一番企業が活躍しやすい国」を目指します。

 再稼働発言のあとに、この一文がすぐに続くところからすると、再稼働は国民のためではなくて、あくまでも企業のためですね。国よりも企業の利益の優位性を唱えているTPPを念頭にした発言ではないでしょうか。
 安倍首相のいうところの、「企業」は、TPP参加を見越しての、外国資本に向けての発言のようにも聞こえてきますね。


 では、私たちは、外国資本の(利益の)ために、原発を再稼働して、魚は51万ベクレルにも放射能汚染されているのに、それで、福島原発事故の反省の上に立った、と言われているのでしょうか。
 う~ん、やっぱり、「その上で」と言うのは、「どの上で?!」と突っ込みたくなりますね。

 



 私は、この議場にいる全ての国会議員の皆さんに、呼び掛けたいと思います。

 我々は、「何のため」に、国会議員を志したのか。

 それは、「この国を良くしたい」、「国民のために力を尽くしたい」、との思いからであって、間違っても、政局に明け暮れたり、足の引っ張り合いをするためではなかったはずです。

 全ては国家、国民のため、互いに寛容の心を持って、建設的な議論を行い、結果を出していくことが、私たち国会議員に課せられた使命であります。



 
 安倍首相の演説から、また抜粋させてもらいました。今度はラストの一番盛り上がるところ、安倍首相が政治生命をかけて、国会にいるすべての議員に訴えかけるところです。

 いい文章ですよね。足を引っ張り合っても、確かに何も生まれませんよね。

 国家と、国民のために、建設的な議論を行って、もう少しわかりやすい「その上で」を見つけていきたいものですね。政治家だけに頼るのではなくて、私たちみんなで結果を出していけるように、こんな時だからこそ叡知を集結していきたいと思います。

 この間、私は、わからないことがあって、Googleを検索して、とても感動したのです。ニュースでは語られないことも、高い本を買わなくても、いろんな方が「そのこと」を無償で提供してくださいました。検索しなれていると当たり前のようですが、ふと、これはすごいことだなぁ、とあらためて実感してしまいました。
 まるで、ウェブの世界は、サンクチュアリです。この素晴らしい叡智を集結する場があれば、結果を出すことはそう難しいことではないのではないかと思えてきますね。



 

 

 

 



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