2013年9月1日

われわれが何を知っているかが問題でしょ。 ~突っ込みどころ満載の米政権のシリア悪人説~





米政権、シリア政府の化学兵器使用の概略を提示―具体的証拠は示さず

(ウォールストリート・ジャーナル8月31日)

 【ワシントン】ケリー米国務長官は30日、21日起きたシリアでの化学兵器を使った攻撃をアサド政権が裏で主導していたとする「確度の高い情報」があると述べ、何らかの対処行動を取る必要性を説いた。

 ケリー長官はオバマ政権の主張を公式に説明しながら、米国の情報機関の収集した証拠は「圧倒的に明確」だと述べ、426人の子供を含む1429人の死者を出した住民への化学兵器攻撃の首謀者はシリア政府であるとする証拠を提示した。

 オバマ大統領は同日、シリアに対する軍事行動についてはまだ決断していないと述べる一方、ここ数日内に軍事攻撃も含む何らかの対抗策を取る選択を破棄する姿勢は全く見せなかった。大統領は、政権担当者はまだ対応策の「計画策定中」の段階で、国際社会が既に何らかの行動を取っていて欲しかったと述べた。

 オバマ大統領は「こうした攻撃は世界に対する挑戦だ」とし、女性や子供まで毒ガスにさらされるような世界を米国は受け入れられないと述べた。

 米政府がこの日提示した概略は、傍受や衛星、人的スパイ活動で得た情報を詳細に分析した結果だ。

 その分析結果書は「われわれは21日にダマスカス郊外で起きた攻撃は反政府勢力に対しシリア政府が化学兵器を使って行ったものと強い確信を持って分析している」としたものの、その分析の基となった、具体的な証拠自体は提示されなかった。

 しかし、ケリー国務長官は化学兵器を搭載したロケット弾がアサド政権の支配地域から発射されていることを米政府は確認しており、さらに実際に攻撃が起こる直前にアサド政権が化学兵器を用意していた情報もある上、政権高官の1人が政府側が化学兵器を使ったことを確認した証拠も持っている、と語った。

 「もうこの段階になると、われわれが何を知っているのかは問題ではなく、本当の問いはわれわれが世界で一緒になって、(化学兵器使用に)どう対処すべきかだ」とケリー長官は述べた。

 さらに長官は、アサド政権が一線を越えて国際社会の規範破りを行い、それは「人道上の犯罪」を犯したことになると指摘。そしてシリア問題にどう対処するかは米国が依然世界で普遍的な価値を守り、米国への信頼が維持されるかどうかの試練となっている、と述べた。

 ケリー長官はさらに、ここ数日内に軍事行動の可能性があることに触れ、米政府は同盟国や米議会とこの問題で協議を続けていくが、最終的な決断は政府側の時間軸の中で自ら行うと強調した。ただ、軍事行動は限定的なもので、米兵がシリア国内で戦闘行動をするようなことを考えていないとした。さらに行動は期限を区切ったもので、イラクやアフガニスタンとの戦争の様にはならないと述べた。

 ケリー長官のこの発言に先立ち、英国政府は英下院の決議を受け、今回の軍事行動に不参加を突然表明した。また、一部の米議員は米政府にどう対応するのか情報をもっと出すよう要求していた。





 なんですかね。

 ケリー長官は、イラク戦争のようにはならない、と言ってますが、

 具体的な証拠のない「兵器」(を保持しているとか、使用しているとか・・)

 が、「何らかの対処行動」の行動基準となると、やっぱりイラク戦争を思い出さずに

 いられません。

 あの時も、「大量破壊兵器を保有している」と因縁をつけて、侵攻して、

 戦争が終わってみたら、そんなものはまったく出てこなかった、とか。



 続報によると、下記の報告書が「確度の高い情報」のようなんですが、

  シりア政府の化学兵器使用に関する米評価報告書(要旨)


 よく読むと、やっぱり具体的な証拠の提示とは程遠いようです。

 (衛生情報が提示されないようなので)

 逆に、映像を公開しまくっているのがアサド政権側。下記サイトでは、

 反政府軍こそが化学兵器を使用しているという証拠映像が出回っています。

http://www.islamidavet.com/2013/08/23/dosya-suriyedeki-kimyasal-silah-kullanimi-ile-ilgili-tum-bilgi-belge-ve-gercekler/ (2013.09.01)




↓下の映像は化学兵器を使用する反政府軍。何度か使用していた痕跡あり。



※真実を探すブログ
 http://saigaijyouhou.com/blog-entry-775.html (2013.09.01)




 分析根拠の証拠を隠して、「アサド政権=悪」という結論だけを公表するアメリカ(国連)側。

 ネタだか真実だかよくわからない証拠映像を公開しまくるシリア(イスラム)側。


 まぁ、なんだかなぁ、どっちもどっちだなぁ、と思ってしまう私ですが、

 しかし、さすがにオバマ大統領のこの発言とWSJの記者のセリフは・・  ↓ ↓

 「こうした攻撃は世界に対する挑戦だ」とし、女性や子供まで毒ガスにさらされるような世界を米国は受け入れられない


 (いや、アメリカは女子供しかいない日本に焼夷弾だの原爆だの落としてなかった?)

 (いや、米国はそもそもそういう国だから!)



 大げさだなぁ、と思わずにいられません。

 










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私はTPPに反対しています。