2014年1月17日

脱原発宣言と人間性の発露





細川・小泉氏、一枚看板「脱原発」の勝算は
(日本経済新聞電子版 2014年1月14日)

 細川護熙元首相(76)が東京都知事選への出馬を決断した。脱原発を一枚看板に、積極的な支持を約束した小泉純一郎元首相を横にしたがえ、会談したホテルの外に出て記者団の質問に答え、2人そろった写真をとらせた。


 14日、小泉氏は「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして日本は発展できないというグループの争いだ」と都知事選を位置付けた。郵政民営化を改革の象徴に仕立てて「賛成か反対か」を迫った郵政選挙と同じ構図だ。「都政に原発問題はなじむのか」との疑問や批判は一切、関係ない。


http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/15/hosokawa-profile_n_4600040.html#slide=3323342
細川さんってどんな人?
(クリックで記事元へ)



 進次郎氏「舛添氏応援に大義ない」 都知事選、自民動揺
 (朝日新聞デジタル 2014年1月16日)

 「私は応援しない。応援する大義はないと思う」

 小泉進次郎・復興政務官(32)は15日、視察先のさいたま市で記者団にこう語り、東京都知事選で舛添要一・元厚生労働相を支援する自民党の方針に公然と反旗を翻した。
 重ねて知事選で原発が争点になると認定した。「東京は最大の電力消費地。原発についてどういう考え方を持っている方がトップとして都政を担うのかは、非常に関心があると思う」




 強気な親子だなぁ。もう決めたらまっしぐら、みたいな。

 ところでこれは、「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして日本は発展できないというグループの争いだ」そうだ。

 いろんな方の意見を読ませていただいたが、不思議なもので、こんなにもはっきりと、その人がどういう人間なのか、ということが、浮き彫りになってしまう問題はないのではないか。
 エネルギー政策が国の根幹に関わる話だからか。だから、やはり同様に人間の根幹が垣間見えてしまうというのか。都知事選の争点が脱原発、とか、そういう単純な話ではない。都知事選においてエネルギー問題をどう捉えるかということは、今と未来をどう捉えるか、自分と他者をどう捉えるか、というところに全て起因するのではないか。

 例えば、原発なくして日本は発展しない、というグループの著名人が、田母神さんを応援するブログでこんな事を書いていた。
 「都民の命、財産、生活を守ってくれるのは他でもない(田母神氏です)」
 今の生活が守れればいい、というふうに聞こえる。悪く言えば、自分の命と財産と生活さえ守れれば、あとはどうでもいい、という感じ。
 東京以外の地方がどうなろうとも。将来世代がどうなろうとも。地球環境がどうなろうとも。

 そういう視点で、見てみると驚くくらい面白い。
 この人は、自分の命と、生活と、財産のことだけを思うのか、それとも、誰かの(地方の、将来世代の)命と、生活と、財産の事を思うのか。一目瞭然である。

 「原発ゼロでも日本は発展できるというグループと、原発なくして日本は発展できないというグループの争いだ」

 小泉氏はこう言ったが、私はこの都知事選の争点は、
 「今までどおりに生きていたい、自分さえよけりゃいいというグループと、今まで通りに行ったら危険だ、あなたを守りたいというグループの戦い」という気がしてならない。

 もちろん、ならば答えは決まっている。どんなに茨の道だろうと、地球と日本の将来世代の未来を守っていかないといけない。
 それにしても、もう東日本大震災で懲りたはずではないのだろうか。あれでガツンと目が覚めたはずではなかったのか。あの地獄(しかも今なお続く・・)を経験しても、まだ言ってる。本当に、原発なくして日本は発展できないというグループはしぶといというか、図太いというか。もう終わったことにいつまでもしがみついて、まるで沈没間際のタイタニック号の酒場で優雅にギャンブルを楽しんでいる人たちのようである。きっと死ぬまで目が覚めない(目を覚ましたくない)に違いない。
 冒頭の朝日新聞の記事によると、自民党の舛添氏の支援は、党議拘束はしないということだそうなので、ぜひ安倍政権も脱原発の方に舵を切ってもらいたいと願う。


 ~~~~~~


 「脱原発」となると、困る人もいるだろうから、(特に私が心配するのは経営難に見舞われながら今なお下町で頑張っていらっしゃる中小企業の工場の方たち。電気代がこれ以上高くなると経営が苦しくなると思われるのではないか)
 そんな方のために、バイオマスの分野で世界をリードするオーストリアのギュッシングの映像を。


 ギュッシングは自然の多い小さな町で東京都は比べれないとは思うが、勇気を持って、町議会で化石燃料から自然エネルギーに変えるという方針を決めた。コジェネレーションによる発電、太陽光発電、菜種油などの廃油のエネルギー利用を進め、脱化石燃料宣言から約10年で町は70パーセント以上のエネルギー自給を達成したそうである。

 
画像をクリックすると動画サイトへ

 東京ではやっていけない、とアジアに活路を見出すよりも、日本の地方へ行く、脱原発して日本にもギュッシングのような町を作る、という選択肢を考えてみてもいいのではないか。


 ✩里山資本主義