2014年1月9日

都知事選からわかる日本の未来



 風邪で寝ていたら、自民党が憲法改正案から「不戦の誓い」を削除する、と聞いて驚いて飛び起きた。
 有事を想定していると思われても仕方がない。モヤモヤするので、日本同様死に体さながら都知事選から未来の日本を考えてみた。未来を憂う方、ぜひお付き合いください。



 来月2月9日投開票の東京都都知事選は、これからの日本の方向性を象徴する重要な選挙である。
 
 細川元首相が、やはり元首相の小泉氏と連携して出馬を検討していることが9日、複数の関係者の取材により明らかになった。 



 元首相連合なら構図一変 都知事選、告示まで2週間


  23日告示の東京都知事選まで2週間。細川護熙(もりひろ)元首相の名前が急浮上した。舛添要一・元厚生労働相が立候補の意向を示し、自民は支援する方向で調整に入ったが、構図が大きく変わる可能性が出てきた。▼1面参照

 ■細川氏、小泉氏と連携探る――手詰まり民主には待望論

 本命の1人となる舛添氏が立候補表明するなかで、「脱原発」を旗印に、細川氏と小泉純一郎元首相の連携が実現すれば、都知事選の台風の目になる。

 細川氏は政治の世界から引退して約15年。再び表舞台へ駆り立てている要因は、原発やエネルギー問題への危機感だ。





 現在の候補者は、自民党が推薦する舛添氏(出馬予定)、共産・社民が推薦する宇都宮氏、維新の会の石原代表が推薦する田母神氏の3人に、発明家のドクター中松氏、政治活動家の山口節生氏、五十嵐政一氏の計6名。
 ここに民主党と小泉元首相が押す細川氏が加わる格好になる。






 東京都都知事選は、これからの日本の方向性を象徴する重要な選挙である。各党が推薦する候補者はこんな未来に例えられるのではないか。

・自民党=積極的な現状維持(新自由主義に取り込まれつつ、まだまだくたばってたまるか日本、と最後の戦いを挑む派)
・共産党=消極的な現状維持(脱原発もポーズか?ただの石原氏の対立軸)
・石原氏、平沼氏ほか右翼連合=現状打破(有事が起きてもこれで安心という体制を作っとけ派)
・小泉元首相連合=次の時代を視野(安倍政権はヤバいからはしごを外されたあとの世界を見込んどけ派)
 

 そこで、私は、大穴に賭けるつもりで、小泉元首相を中心とする元首相連合に投じたいと思う。
 いや、細川元首相の出馬は決まっていない。しかも都民ではないから投じるは間違いだ。元首相連合を応援したいと思う。たとえ細川氏が出なくても、「脱原発」派の都知事支持を早々に表明したいと思う。


 確かに、舛添氏ならば無難である。自民党安倍政権が付いているのだ。応援したい気持ちもやまやまではある。

 しかし、私は個人的に舛添氏が大嫌いなのだ。舛添氏は8日の報道ステーションで、「自民党の色がつくことを嫌っているような報じっぷりだった(※1)」と聞く。頭のいい氏は、安倍政権のはしごが外されたあとの保険を今からかけているのではないか。おまけに、かつてこうほざいて袖を分かった人物ではないか。「自民党の歴史的使命は終わった」。
 自民党の推薦だけちゃっかり受け、いざ都知事になったら、こいつは必ず裏切るに違いない。
 私は新自由主義の舛添氏をまったく信用していない。安倍政権よ、目を覚ませ、と言いたいくらいだ。

(※1)東京都知事選は「大山鳴動して鼠一匹」か


 次に、共産党は端折って右翼連合の田母神氏である。確かに、元自衛隊トップの田母神氏ならば安全だ。先の見えない現代である。関東大震災もいつ来るかしれない。氏を知事にして危機管理に万全の体制を整えておけば、都民の命は守られたも同然である。敬愛するブロガーたちが次々と田母神氏支持を表明したことも大きかった。是非とも私も大好きな田母神氏を押したいところではあるが。

 しかし、これは引き寄せの法則である。田母神氏を据えれば幻の東京オリンピック再び、となりそうで怖い。妄想ではなく現実的な話をすれば、戦略の階層的に田母神氏では、(戦後秩序からなる現代の)戦いに勝てないと見込んでいるからである。(※2 戦略の階層については下記記事をご覧下さい)

・(※2)戦後秩序に玉砕する不倫理な橋下発言


 日本はもう負けるわけないはいかない。歴史よ再び、は許されない。たとえ、いや、もう負けているのだ、とか、死に体のくせに、と笑われようが、必ず平和な東京オリンピックを迎えなくてはいけないのだ。

 日本の未来は「脱原発」を引き寄せるべきだ。相手より崇高で普遍的な倫理観を元にした勝負で戦いを挑めば、必ず勝てる。 
 日本は戦術や戦略ではなくて、地球を守るという崇高な世界観で、戦後秩序と勝負するべきなのである。不戦の誓い(※3)を方針から削ってはいけない。憲法を改正してはいけない。

 ・(※3)自民党運動方針案 「不戦の誓い削除」靖国参拝の表現


 確かに、元細川首相の首相時の任期はわずか8ヶ月、たとえ出馬したとしても全くあてにならないし、小泉元首相に至ってはやはり新自由主義者、今の弱肉強食の格差社会を作った戦犯である。舛添氏より悪い、何を言っているんだ、と思われても仕方がない。または、小泉氏も安倍政権のはしごが外されたあとの世界を見込んで、(息子たちのために)必死で勢力の下地作りをしているだけなのかもしれない。もしくは国際金融資本家でもバックについているのかもしれない。まったくあてにならない。

 それでも、私は小泉氏の時代を掴むセンスを信じたい。彼が起こすその風を利用して、脱原発の実現を目指すことこそが、日本が戦後秩序に逆転勝利できる唯一の道だと考える。かつて日本には立派な技術も戦略もあった。先の大戦は決して無謀で無知な戦いではなかった。零戦も大和も世界最高レベルだった。それでも戦争に負けたのだ。今度戦略を誤ったら、同じことの繰り返しである。だから、言うのである。日本の未来は、有事(※4)を想定しない。戦う場所はそこではない。不戦の誓いを貫くのだ。脱原発を掲げ、地球を守り抜く姿勢を示し、世界全体の平和の実現に貢献する。その懸命の努力によって、世界のリーダーとしての位置を占めるのだ。そう、敵を上回る崇高な世界観で挑むのである。

(※4)この場合の有事は震災ではない。

 東京都都知事選は、これからの日本の未来を象徴する重要な選挙である。どうか道を間違えないで欲しい。裏切り者の舛添氏はうっちゃってしまえ。「脱原発」を唱える小泉氏(とその候補者)をこそ都民と自民党は応援すべきだと思うがいかがだろうか。






 追記
 福島原発は東京の電力を作っていたということを忘れないで欲しい。

 追記2
 戦後秩序=非民主主義的組織「国連」がわかりづらい方はこちらへ。↓
 【靖国参拝】★米英中ロは、何を恐れているのか?

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