2015年1月17日

市民ジャーナリズムが世界を変える。~世界で生き残るロールモデルとなるために、高城剛さんから学ぶ~



 高城剛とは何者なのか?

 えーと唐突ですが、高城さんという方がいまして、その彼がメルマガを出しているんですが、これが毎回とても面白い。私はこの方、沢尻エリカさんの元旦那さんという認識しかなくて、なぜあんなに世間をお騒がせしたどっかの新興起業家さんがこんなに頭がいいのだろう、といつも不思議に思っておりました。

 新興企業家さんじゃなくて、本当は「ハイパーメディアクリエイター」なんだそうですね。有名人のビデオクリップを作ったり、企業のCMを仕掛けたり、DJをしたり、本を書いたりする方。また、ある人がいうには、高城さんは「日本人が世界で生き残るためのロールモデル」なのだそうです。(※高城剛とは何者なのかより)
 な、なるほど。ストンと納得してしまいました。でも、話のツボはそこではなくて。


 その何者かよくわからない高城さんが、先週のメルマガで、メディアのことをお話していました。政治とメディアは密接に関わっている、とイタリアの例を挙げて、いつものように、私見たっぷりに世界情勢を分析・・・

 のはずなのですが、あれっと思った。今回はいつもより少し過激だな、と。まるでジョージ・オーウェルの物語を読んでいるようでした。
 で、いつもにまして面白く感じた。

 なので、ここで紹介させていただきます。(サンプル部分です)気に入った方は、ぜひ彼のメルマガを読んでみていただければ幸いです。



 高城未来研究所「Future Report」 


 ※転記はここから下より
 (高城さんのお話の転記の後に、私の感想があります)



イタリアの政治とメディアにつきまして極めて私見的にお話ししたいと思います。

ガリバルディのイタリア統一や日本の明治維新から、およそ150年。第二次世界大戦敗戦国から奇跡の工業化に成功した国家であるイタリアと日本。事実上、戦後一党独裁体制が長く続き、工業化に影が見えると次々と交代する短命首相。古い歴史を持ち、衰退する工業化。共に食文化が世界を席巻したイタリアンと和食。勿論、両国は似通っている事も多くある一方、日本とイタリアとでは非なる事も多くあり、ラテン民族でカソリックであることやEUの一員であることなどありますが、戦後急速に構築された社会フレームやその弊害はとても近しいと、僕自身両国に感じています。

そこで、少しばかり先行するイタリアの政治や社会を見ながら、日本の近未来を推測できないか、と思い、ここ数週間お話しを続けてきました。今週は、寡占状況にあるメディアを巧みに利用し、政治や社会の「空気」を作ってきたイタリアを見ながら、日本の未来を推察したいと思います。

20世紀後半、マスメディアは第二次世界対戦以後、西側国家の安定装置として役割を果たしてきました。特に「反共」のプロパガンダおよび「空気」の創出は、一部の国では想像以上に効果を発揮しました。日本の「日本テレビ放送網」が、米国CIAへ協力(非公式な工作活動)を行ってきたことは、近年、米国の公文書から明らかになりました。そして、このマスメディアに転換点が訪れます。冷戦が終結したのち、まるで大仕事から解放されたようにマスメディアは株式上場やM&Aといった現代的金融手法を通じてその力をより強固にし、財界と政界に近づきながら、東側諸国への刃を「やさしく」国民に向けることになっていったのです。これら豹変したマスメディアによって国民が大きく惑わされた国、それは米国、イタリア、そして日本です。

米国は言うまでもなく、共和党とFOXがガッチリと手を組み、2001年911テロ以降、テレビで危機感と愛国心を煽り、ショックドクトリンを利用し愛国者法などを次々と成立し、最終的に戦争に突入したのは記憶に新しいと思います。イタリアは、ベルルスコーニがイタリア中のメディアを次々と買収し、そののち、自ら政党を作ってメディアパワーを駆使し首相にまで成り上がりました。日本も小泉政権から「劇場型政治」と言われ、テレビを駆使した政治手法が、安定的な政権維持に大きく貢献することになります。

また、イタリアと日本には、多くのタレント議員がいます。お笑い出身などのタレント政治家が多く、ポピュリズム政治が蔓延し、世界最大の都市予算を持つ東京都の知事が、三代続けて作家だったのはご存知の通りです。

ここで、ベルルスコーニについて、極めて私見的にお話しし、そこから日本に生まれるだろう、あたらしい政党の可能性につきまして推察したいと思います。

工業化が衰退し、イタリア文化も世界進出し落ち着きを払った21世紀初頭。ユーロに沸き、素晴らしい成長を見せる周辺国家(特にスペインなど)に比べ、イタリアは停滞期に陥っていました。それは、戦後長らく一党独裁であった政治体制に大きな問題があり、変化を拒んできた結果でもありました。そんな中、戦後のコンクリ経済で財をなし、その後メディアを次々と買収した実業家で、イタリアのフリーメーソン「ロッジP2」の主要メンバーだったベルルスコーニは、テレビ局を次々と買収し、メディア王と呼ばれるまでになりました。この「ロッジP2」のPはプロパガンダを意味し、このプロパガンダとは特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った宣伝行為で、通常情報戦、心理戦もしくは宣伝戦、世論戦と和訳され、しばしば大きな政治的意味を持ちます。ベルルスコーニは、マスメディアと実業界を使って、プロパガンダを全イタリアで展開することになります。

その成功例が、ベルルスコーニが買収したひとつであるサッカーチームの「ACミラン」とイメージをダブらせながら、中道右派の新政党「がんばれイタリア」(Forza Italia)を突如作り、自ら党首となってメディアパワーをフルに使って首相までに登りつめたことです。党名である「がんばれイタリア」(Forza Italia)は、代表チームを応援する際などに用いられてきた掛け声で、党名以前にこの呼称を知らないイタリア人はいません。

これを日本に置き換えると、戦後長らく日本を豊かにしてきた工業化に大きな影が差しかかり、日本食やアニメなどの文化も世界へ浸透し落ち着き、周辺アジア国家が活況のなか不況に喘いでいました。それは、戦後長らく事実上一党独裁であった政治体制に大きな問題と歪みが生まれ、なにより変化を拒んだ結果でもありました。そこで、財界と寡占的メディアに支えられた新政党「がんばれ!日本(ニッポン)」が誕生します。その党首は、財界からの出身者もしくはテレビタレント出身者で、サッカー日本代表のカラーである「サムライブルー」を、全面に押し出しはじめます。

テレビでは、時の人気タレントグループを使って、サッカーの日本代表を応援する番組を朝から晩まで細かく放送し、それと重ね合わせるように、新政党「がんばれ!日本」のイメージを国民に刷り込んでいくようにします。サッカーの日本代表を応援しないと非国民になるように「空気」を作り、同じように新政党「がんばれ!日本」を応援しないと、非国民になるような「空気」を作り出すことを行うのです。これがプロパガンダです。

「反共」の砦であったマスメディアは、どこまでも寡占的ある以上、本質的に拮抗する政党ができるわけがありません。結果的にマスメディアを握ったものが政治を握り、マスメディアが変わらない限り、日本もイタリアも変わることはないのです。なにしろ、イタリアも日本も、他の先進国家に比べ、コンピュータのアクティブ普及率が著しく低く、インターネットは撹乱することは出来ても、また、多様化することには役立っても、まとめ上げることには不向きなメディアだからです。




※転記ここで終了。



 いかがでしたか? そういえば安倍政権がNHKの人事に介入したとかするとか言って、騒がれたことがありましたね。
 マスメディアというのは、あらためて、信用ならぬというか、ある方向へ誘導したがるものなんだな、と思いました。
 
 実は、昨日ラジオでイングレスという私がはまっているゲーム(世界で人気のスマホアプリ)の紹介をしていたのですが、これがまた酷かった。

 聞いた人(これからゲームを始める方)が全員緑に入りたくなるような、それとない誘導に満ちたものでした。
 ゲームを紹介するのは、ゲストで呼ばれた青組の宇野常寛さん。若い評論家、かつ市民ジャーナリストさんなんですが、ラジオで聞いている限りしょぼい。交通費のリアル課金が厳しいので、最近では自転車に乗って攻めていると笑いながらお話をします。その次に(ゲストが去ったあと)手紙の紹介、いたいけな青年(ぼく)が、自転車に乗った男(ださいおじさん)に蹴落とされた。いや、蹴落とすような勢いで、おじさんが「ぼく」を追い抜いて、ポータルに向かって行き陣取りをした、というような。聞いている誰もが、「ぼく」に同情して、ゲストや「おじさん」に軽く不快感を感じました。(青組の私でさえ!) 
 青組はエセ知識人や貧乏人のおじさん中心。緑は今そこにいる普通の貴方と・・ 若者の代弁者。みたいな・・(そんな風に聞こえました)


 う~ん、メディアというのは、こうやって、笑い話を装いながら、国民に刷り込んでいくんだなぁ、としみじみと思った、というお話。緑のバックにはマスメディア側の人間がいると思われます。

 私はもう日本のメディアは終わっていると思います。
 今、市民ジャーナリズムが盛んに騒がれていますので、ここいらで私たちも一発奮起してお勉強して、世界で生き残るためのロールモデルへと転換していかないとやばいですね。
 (webは不向きだと、高城さんはいいまが、私はそれほど馬鹿にしたものではないと思っています)
 下のサイト、英語のウェブサイトばかりを紹介しています。今英語を猛勉強中ですので、私もきちんと訳せるようになって、皆様にお届けしたいと思います。


 市民ジャーナリストが知っておくべき11のウェブサイト




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