2015年1月24日

イスラム国事件というネタ



 日本人の自己責任論は世界から見ると異常なのだそうだ。
 悪いことが起きたら、それはそれを招いた自分(お前)のせい、という、すべてを誰か一人の責任に押し付ける文化は西洋にはないらしい。

 という記事を見て、そういえば、今回はイラク人質事件の時のように、自己責任論が浮上しないなぁ、と思い起こした。母親に、職場の上司に、以下のような無事を願う切実な言葉ばかりを聞かされるのである。


 
“「イスラム国」から連絡なし 解放に全力” (NHK)

イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束されている湯川遥菜さんが設立した民間軍事会社の顧問を務めている水戸市の木本信男さん(70)は「本当にきょうの午後2時50分が期限なのかも分からないので、私もどうしていいのか分からない。湯川さんには将来もあるので、必ず生きて帰ってきてほしい」と話しています。






 もちろん湯川さん、後藤さんの無事を願う一人だが、それにしても、なんだか怪しい。

 イスラム国と親交のあるジョンマケイン議員と、安倍首相が、人質事件の前に会談していたという情報もある。(つまり安倍首相は、イスラム国人質事件を事前に知っていた可能性があるという)裏を取ろうと外務省のサイトに行ったら、あった、あった。

 以下は、安倍首相の中東歴訪のスケジュール概要、外務省サイトより。

 「安倍首相のイスラエル訪問」 




 なんだ。イスラエルでちゃっかりマケイン議員と安保・防衛協力を強化しようと話し合っているではないか。


安倍総理は,日米間で幅広い分野での安保・防衛協力を進めていきたい旨述べた。マケイン委員長からは,日米間で安保・防衛協力や米軍再編の取組を進めることの重要性につき賛意が示された。


 ちなみに、なぜ「なんだ」、かというと、マケイン議員はこんな方だからだ。


ジョン・マケイン イスラム国といつも連絡を取っている?




 う~ん、こうなってくると、今回の人質事件自体が、防衛・安保強化のネタなんではないか、と思えてくる。湯川さんの中東を取材するための活動資金は、日本政府から出ていたのではないかという推察を前回のブログで紹介した。安倍首相は、人質事件を事前に把握していた可能性がある。そうなると、湯川さん、後藤さんもグルだと考えられなくもない。

 私たちは騙されているのではないか。

 なぜなら、今のままで話が進むと、私たちはおそらくこんなふうに考える。自己責任論協奏曲が国民に大合唱されないという前提である。


 湯川さん、後藤さんがお亡くなりになる→なんて酷い! 許せない! イスラム国は悪だ!→テロとの戦いは善だ!もっとやるべきだ!→日本ももちろん加わるべきだ!→テロと戦えるように防衛・安保を強化しよう!→アメリカの武器を買おう!→自衛隊は行使容認の憲法解釈変更はやっぱり良かった!→安倍政権万歳!→アメリカ様万歳!

 
 なんて感じだろうか。ちょっと行きすぎかもしれないけど、おおよそ、テロとの戦いが正当化されるのは否めない。

 まぁ、どちらにせよ、個人的には、これがネタで湯川さん後藤さんが本当に処刑されないことを願う。無事に生きていてくれますように。
 それから、たとえ今回の事件が猿芝居であっても、日本が戦争ができるまともな国になり、そのおかげで、多くの戦争が本当に回避できるようになればいいと願う。
 そのおかげで、ひとりでも多くの命が助かりますように。
 その代償ならば、今回の件が猿芝居だとしても許したいかなぁ、とは思うが、どうだろうか。