2015年1月2日

日本の死の商人ぶりが加速。途上国に武器援助のODA。




 日本の「死の商人」ぶりが加速している。

 2014年4月に決定した新しい「武器輸出三原則」、「防衛装備移転三原則」、

 その新三原則を利用して、途上国の資金援助を、

 武器もしくは自衛隊の技術提供で、行おうという援助制度を検討している。

  

 ・武器購入国に資金援助 途上国向け制度検討

 
 それについて、東京新聞が噛み付いたわけだが、

 その非難の根拠(理由)が、どうもパッとしない。

 具体的には次の二つ。

 ・戦後の日本の平和外交を変質させる
 ・戦後日本が築き上げてきた平和国家というブランドの崩壊


 


 昨年四月に決定された新三原則は、日本の安全保障に資する場合などに限定して武器輸出を認める、と定めている。しかし、防衛省が検討する援助制度から浮かび上がるのは、日本の安全保障強化のために、国が武器輸出に積極関与していこうという姿勢だ。現行とは別枠ながら軍事用途版ODAともいえる制度の実現は、歯止めなき軍事支援への道を開きかねず、日本の平和外交変質の象徴となりそうだ。

 援助制度は、軍事的用途を禁じた日本のODA政策を事実上転換させることにもなり、戦後日本が築き上げてきた平和国家というブランドの崩壊にもつながりかねない。しかし防衛省では「武器輸出は外交の手段として有益だ」(幹部)として、具体策を今夏までにまとめあげようとしている。国際社会に日本は今後何を訴えていくのか。理念なきまま、具体策を急ぐ姿勢に対しては、懐疑的な意見も少なくない。

 国際情勢にも詳しいジャーナリストの青木理氏は「日本は戦争ができる国になっていこうとしている。『国のため』に推進される武器輸出が、果たして『国民のため』になるのだろうか」と警鐘を鳴らしている。 (望月衣塑子)




 純粋に日本が作り援助した武器で、誰かの命が奪われたら嫌だな、

 というのが率直な感想。

 なので、平和外交の変質とか、平和国家のブランドの崩壊、というのは、

 かなりとんちんかんに聞こえてしまう。

 平和外交は、戦後、戦勝国が作り上げた国際秩序に押し付けられたものだし、

 平和国家のブランドというのも、もう自己満足の何ものでもない、という印象。


 そんなブランドを後生大事に神棚に飾っているから、

 日本は負け続けるのだと思う。


 東京新聞は、日本が武器を作り、売ると困る勢力から

 それこそ「資金援助」でもされているのか、と勘ぐってしまう。


 と言っても、昨年日本国憲法の9条がノーベル平和賞の候補云々と騒がれたときは、

 私も「ブランド」にあやかっていい気持ちがしないでもなかった。

 (虚栄心がくすぐられたような感じである)


 だが、平和憲法と武器輸出は別問題だ。

 これは、平和でいるための安全保障に関わっているのである。


 日本は新三原則により、今までこだわっていた国産の武器製造を放棄した。
 
 新三原則により、海外との協調路線を選び、他国の(軍需産業国の)国益にも

 配慮をした結果となっている。

 また、今回の武器援助支援により、(自国ではなく)途上国の軍事力を上げ、

 仮想敵国への抑止力とすることができる。

 私はこのことにより、より日本の安全保障・・・ というより世界の安全保障を鑑みた

 かつ日本の平和国憲法に沿った内容になっているのではないかと思うが、どうだろう。

 第二の幕末の今、歴史は繰り返す、という事を思えば、日本は孤立するべきではないと思うし、

 他国との協調路線がなくては、新しい大戦は免れない。


 新しい三原則はアメリカにさらなる従属を強いられそうで屈辱的な思いもするが、

 それでも、もう背に腹は変えられないのかな、と・・・

 戦争よりはいいのではないか。


 新三原則の防衛省による策定趣旨を見てみよう。



我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増していることなどに鑑みれば、国際協調主義の観点からも、我が国によるより積極的な対応が不可欠となっています。我が国の平和と安全は我が国一国では確保できず、国際社会もまた、我が国がその国力にふさわしい形で一層積極的な役割を果たすことを期待しています。これらを踏まえ、我が国は、国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、我が国の安全及びアジア太平洋地域の平和と安定を実現しつつ、国際社会の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していくこととしています。


 

 戦争は反対だが、戦争ができる国になることは、私は賛成である。

 武器輸出は経済戦争に勝つためのものではなくて、

 そうすることが、誰かの命が奪われない最善の方法ではないかと思うからである。


 まぁ、いろいろ意見はあるだろうが。

 私もちょっと複雑だが、(もう少し他の方の意見も聞いてみたいかなぁ。)


 それでも、この路線は、相対的にいいと思う。

 
 頑張れ、日本。