2013年8月16日

8月15日の靖国訪問。結局安倍首相は行かなかったとか。



 終戦記念日ということで、靖国神社に行ってきた。

 

天皇陛下のお言葉全文
(msn産経ニュース 2013.8.15 12:48)

 本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。

 終戦以来既に68年、国民のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、感慨は今なお尽きることがありません。

 ここに歴史を顧み、戦争の惨禍が再び繰り返されないことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。




 九段下に着いたのが18時20分頃、靖国神社の参拝は19時までだというのに、まだまだ人が絶える気配がない。


第一鳥居(大鳥居)

大村益次郎銅像とその後ろの第二鳥居、神門

第二鳥居、神門

大手水舎

神門の菊の御紋
一礼をしてから拝殿に向かう人々


拝殿 参拝を待つ人々の長蛇の列

待っている間に日が暮れる


拝殿の上の菊の御紋
こちらも立派な造り


 拝殿の正面、参拝者の方に向かって、御製の和歌(今上天皇が詠んだ歌)が飾られていた。


 戦なき 世を歩みきて 思ひ出づ
 かの難き日を 生きし人々




月が綺麗に出ている

 さて、帰ろうとして、ふと桜模様の小箱に入ったお守り、「ねがいかなう守」というのが目に付いた。記念に一つ購入する。
 





 参拝時間を終えても、やはり人は耐えない。写真下、もう拝殿には入れないというのに、閉じられた神門の前でお参りをする人々。





 最後に神門バックに写真を撮ってもらった。
 (菊の御紋の下あたりにいるのが私)





 この平和が続きますように。祈りを込めて。
 安倍ちゃんよろしく頼みますよ~



 

戦没者追悼式、安倍首相の式辞<全文>
(朝日新聞デジタル 2013年8月15日12時30分)


 天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、戦没者の御遺族、各界代表多数の御列席を得て、全国戦没者追悼式を、ここに挙行致します。

 祖国を思い、家族を案じつつ、戦場に倒れられた御霊、戦禍に遭われ、あるいは戦後、遠い異郷に亡くなられた御霊の御前に、政府を代表し、式辞を申し述べます。

 いとしい我が子や妻を思い、残していく父、母に幸多かれ、ふるさとの山河よ、緑なせと念じつつ、貴い命を捧げられた、あなた方の犠牲の上に、いま、私たちが享受する平和と、繁栄があります。そのことを、片時たりとも忘れません。

 御霊を悼んで平安を祈り、感謝を捧げるに、言葉は無力なれば、いまは来し方を思い、しばし瞑目(めいもく)し、静かに頭を垂れたいと思います。

 戦後わが国は、自由、民主主義を尊び、ひたすらに平和の道を邁進(まいしん)してまいりました。

 今日よりも明日、世界をより良い場に変えるため、戦後間もない頃から、各国・各地域に、支援の手を差し伸べてまいりました。

 内にあっては、経済社会の変化、天変地異がもたらした危機を、幾たびか、互いに助け合い、乗り越えて、今日に至りました。

 私たちは、歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた、国の未来を切り拓(ひら)いてまいります。世界の恒久平和に、能うる限り貢献し、万人が、心豊かに暮らせる世を実現するよう、全力を尽くしてまいります。

 終わりにいま一度、戦没者の御霊に平安を、ご遺族の皆様には、ご健勝をお祈りし、式辞といたします。

 平成25年8月15日

 内閣総理大臣 安倍晋三





☆関連記事☆

あなたたちがいて、今の私がある。 ~終戦記念日、靖国神社参拝記~








2013年8月5日

生き残りをかけて必死の業界団体と守護人山本太郎の話



 

 22日から始まる日本にとって2度目のTPP交渉、ブルネイ会合を前にして、

 業界団体が必死の形相を呈してきた。

 TPPに入ったらいずれの産業も地域経済も壊滅必至である。

 自分のところだけは、聖域にして欲しい。関税撤廃の対象外にして欲しい、

 と願うのが当然だろう。


 TPPに交渉では、自由化率(※)100%から何%残せるかが、重要とされている。
 
  ※日本の関税を撤廃する貿易品目の割合を示す率

 
 日本が今まで経済協定を結んできた13カ国との自由化率は高くても88.4%、

 また、自民党が「聖域」と称し、「重要5品目」と位置づけているコメなどのすべてを

 品目を関税撤廃の対象外にした場合、自由化率は94%前後になる。



 政府はTPP交渉ブルネイ会合において、関税撤廃の例外品目の明示を避け、

 90%前後の自由化率だけを提示するつもりでいるのだそうだ。
 
 
 
 

酪農団体「主張すべきは主張を」

日本酪農政治連盟の佐々木勲委員長は、説明会のあと記者団に対し、「政府側の説明の内容は十分とは言えないが、交渉の内容を明らかにできないという制約のなかでは、できるかぎりの説明をしたのではないか。われわれが要求した内容を主張したかについても言えないということだったが、主張すべきことは言わなければならない」と述べました。

精糖団体「地域経済を守って」

鹿児島県内の砂糖メーカー6社でつくる日本甘しゃ糖工業会の中野繁会長は、説明会のあと記者団に対し、「何となく交渉が進んでいるという実感はあった。ただ『非公開』とされ、説明がない点も多かった。われわれは地域経済を支えていると言っても、日本経済全体から見れば吹けば飛ぶような存在だ。しっかり守ってほしい」と述べました。

全国漁業協同組合連合会「水産物をTPP対象外にと要望」

全国漁業協同組合連合会の岸宏会長らは、甘利経済再生担当大臣と面会し、「あじなどを重要品目と位置づけ、協議の対象から除外し、要望が実現されない場合は交渉から脱退して欲しい」と述べ、あじ、さば、いかなどの水産物を関税撤廃の対象から外すよう要望しました。 また、岸会長は、「過去のWTO=世界貿易機関の自由化交渉では、アメリカなどが漁業補助金の原則禁止を主張したが、TPP交渉では聖域として守り抜いてほしい」と述べ、国からの漁業補助金の維持を求めました。




 
 交渉において、少しでも多くの聖域を勝ち取って欲しいと願う反面、

 たとえ幾ばくかの関税撤廃外の例外品目が与えられたとしても、

 TPPに入れば、そんなもの意味をなさないんじゃないかと思ってしまう自分がいる。

 市場アクセス、原産地規制、TBT、サービス、労働等、TPP24分野において、

 すべて自由競争が課せられ、非関税障壁の撤廃が実現されれば、

 農産物の数%の聖域など何の足しにもならない、とか。


 私たちの健康もこの国の文化も、豊かな自然も

 奪われたも同然ではないか。一部に微々たる延命措置が与えれる程度ではないかと。

 わずか数%に賭ける業界団体の必死さが痛々しく感じてしまう。

 政府は全部の業界団体の意向を叶えるのは無理なのだから、

 もう無理だと分かっているのだから、、無理だとわかった時点でなど言い訳せずに、

 即座に交渉を蹴ってもらいたいものだ。



 下の山本太郎議員のインタビュー、9分あたりからTPPの話が始まる。

 TPPの恐ろしさ、わかりやすい説明。

 影響力のある人がTPPのことを宣伝してくれるのはやはりありがたい。

 が、この人、決定的に勘違いをしている。

 この人の話、守るべきものとして、いつも人しか出てこないような気がする。

 正直、人の命はどうでもいいと私的には思ってしまうのだが。

 (偉そうにすみません)


 あの水の湧き出る透明な、澄んだ場所が消えてしまう方が恐ろしい。

 海や空や山が汚染されて、この世界の生態系が狂ってしまう方が恐ろしい。


 それらを守るために、守人の私たちの命が一つでも救われればいいとは思うが、

 まず第一に、私たちの命(を守ること)ありき、のようで、聞いていると妙な感じになる。

 







☆出典☆

水産物をTPP対象外にと要望
TPPで業界団体に協力要請



2013年8月4日

ナチスの何を学べというのか? 麻生発言の真意を学ぶ。




 麻生さんのナチス発言が、例によって大騒ぎになってきた。

 どうにもマスコミに言葉刈りをされやすい人のようである。

 ただ今回の発言については、あながち騒ぐ方を責められないなぁ、

 (誤解のある発言をした麻生さんに非があるなぁ)と思ってしまう私である。


 いや、そもそも、あの発言は、(ナチスの)歴史認識の足りない人の与太話だから

 騒ぐほどのことではない、というあまり庇われて嬉しくないような

 「麻生発言肯定派」の意見も聞いた。


 いや、麻生さんの歴史認識は通常の人より及んでいる、

 あれは読み手の読解力の問題だ、という意見もある。

 そもそもが、マスコミのミスリードであり、読解力のない私たちが引っかかって

 (マスコミにハメられて)大騒ぎをしているのだと。


 それにしても、もっと普通に分かるように言って欲しいものだった。

 ナチスはたとえが悪すぎる。ユダヤの人権団体が怒るはずである。


 
 麻生発言の最大の間違いは麻生さんが「学んだほうがいい」と言っている「手口」が

 何を指しているか、ということのようだ。


 
 麻生さんは、あの発言の中で、

 誰も気づかぬうちに、こっそりと(静かに)、憲法を変えたナチスの手口を学べ、

 と言っているのではなくて、むしろその逆を学べと言っている。

 ナチスは、国家的な喧騒の中で、マスコミの大々的な宣伝に煽られて、

 どさくさ紛れに、なかば火事場泥棒的に、当時最高のワイマール憲法を変えてしまった、
 
 そういうナチスが起こした動乱(の中での憲法改正)の手口を学べ。

 その手口を「学んで」、冷静に憲法を変えるようにしないといけない。

 と言っているのだそうだ。


 つまり、大前提であるナチスは静かに憲法を変えた、という認識が間違い。

 ナチスは動乱のうちに憲法を変えた。だから冷静に考えなければ民主主義が危うい。

 「学べ」は「真似をしろ」、の意味ではなくて、「反省しろ」の意味であるそうな。

 
 いや、発言全文読んでも、わかりづらい、づらい。




 (以下、麻生発言全文)

 



 僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。

 そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員の行動であったり、その人たちがもっている見識であったり、矜持(きょうじ)であったり、そうしたものが最終的に決めていく。

 私どもは、周りに置かれている状況は、極めて厳しい状況になっていると認識していますから、それなりに予算で対応しておりますし、事実、若い人の意識は、今回の世論調査でも、20代、30代の方が、極めて前向き。一番足りないのは50代、60代。ここに一番多いけど。ここが一番問題なんです。私らから言ったら。なんとなくいい思いをした世代。バブルの時代でいい思いをした世代が、ところが、今の20代、30代は、バブルでいい思いなんて一つもしていないですから。記憶あるときから就職難。記憶のあるときから不況ですよ。

 この人たちの方が、よほどしゃべっていて現実的。50代、60代、一番頼りないと思う。しゃべっていて。おれたちの世代になると、戦前、戦後の不況を知っているから、結構しゃべる。しかし、そうじゃない。

 しつこく言いますけど、そういった意味で、憲法改正は静かに、みんなでもう一度考えてください。どこが問題なのか。きちっと、書いて、おれたちは(自民党憲法改正草案を)作ったよ。べちゃべちゃ、べちゃべちゃ、いろんな意見を何十時間もかけて、作り上げた。そういった思いが、我々にある。

 そのときに喧々諤々(けんけんがくがく)、やりあった。30人いようと、40人いようと、極めて静かに対応してきた。自民党の部会で怒鳴りあいもなく。『ちょっと待ってください、違うんじゃないですか』と言うと、『そうか』と。偉い人が『ちょっと待て』と。『しかし、君ね』と、偉かったというべきか、元大臣が、30代の若い当選2回ぐらいの若い国会議員に、『そうか、そういう考え方もあるんだな』ということを聞けるところが、自民党のすごいところだなと。何回か参加してそう思いました。

 ぜひ、そういう中で作られた。ぜひ、今回の憲法の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない。

 靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かに、きちっとお参りすればいい。

 何も、戦争に負けた日だけ行くことはない。いろんな日がある。大祭の日だってある。8月15日だけに限っていくから、また話が込み入る。日露戦争に勝った日でも行けって。といったおかげで、えらい物議をかもしたこともありますが。

 僕は4月28日、昭和27年、その日から、今日は日本が独立した日だからと、靖国神社に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社に参拝した記憶です。それから今日まで、毎年1回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったのは、いつからですか。

 昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。

 わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。





 ☆出典&おすすめブログ☆
麻生「ナチスに学べ」発言を、初心者向けに徹底分析してみる。
(蘭月のせいじけーざい研究室。より)
*直球すぎる解釈ですが、「学んだらどうかね?」が反語というのは、ニュース記事からはわからなかった。勉強になりました。

麻生氏よ、この失言を機に猛省してください
(アマがえるブログ より)
*こちらの解釈も捨てがたいですね。「そっと粛々とやってしまえばいい」という感じ、私が抱いた最初の感想に近いです。どちらにしても、ドイツを真似よ、という意味ではないとしても、随分わかりづらく玉虫色の発言をしたものです。






2013年8月1日

ナチスのような政党、って誰のこと?





「ナチスの手口に学べ」麻生発言の恐ろしさ

(日刊ゲンダイ 2013年7月31日 掲載)

「ナチスの手法に学べ」――。麻生副総理の発言が波紋を広げている。29日、都内の講演会で憲法改正について語り、「ワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。あの手口を学んだらどうか。(国民が)騒がないで、納得して変わっている。喧騒の中で決めないで欲しい」と言った。ナチスを参考にしろとは“舌禍男”の麻生らしい言葉だが、単なる失言で片付けるわけにはいかない。

 ワイマール憲法は1919年、第1次大戦に敗れたドイツで成立。主権在民や男女平等の自由選挙などをうたった進歩的な内容だった。

 この憲法を骨抜きにしたのがヒトラー率いるナチスだ。33年、ヒトラー政権が樹立し、「全権委任法」を可決させた。この法律は内閣が自由に立法権を行使できるというもので、以後、ナチスは他国への侵攻やユダヤ人虐殺などに暴走し、ワイマール憲法は事実上消滅した。麻生の発言は、同じ手法で日本国憲法を改定すればいいという意味に解釈できる。

「当時のドイツといまの日本は酷似しています」と言うのは政治評論家の本澤二郎氏だ。 「ドイツ人は敗戦で多額の賠償金を取られ、経済が停滞して意気消沈していました。そこに強い国家を標榜するヒトラーが登場。国民の圧倒的な人気を得て政権を掌握し、ナチスの前に立ち向かったのは共産党だけという状況でした。現在の日本も同じ。長いデフレ不況で気分がふさいでいた国民は詐欺的なアベノミクスに引き付けられ、参院選で自民党を大勝させた。安倍政権を真っ向から批判するのが共産党くらいという点も似ています」

 行き着く先は「96条改定→平和憲法破棄」なのだが、いまの日本人はその危うさを理解しているのだろうか。社会学者で作家の岳真也氏が言う。

「長引く不景気の中で、日本人はアベノミクスに一筋の光を見いだし、何も考えずに心酔している。批判精神も希薄になっています。これは為政者にとってすごく好都合な状況。大衆は安倍政権の操り人形みたいなものです」

 これぞ安倍―麻生の正体なのだ。






 ヒトラー政権時のドイツと今の日本がそっくり

 イコール

 ヒトラー政権 「全権委任法」 → こっそりワイマール憲法破棄

 と安倍政権 「96条改定」 → こっそり平和憲法破棄

 という図式は単純すぎるように思うが、第一国民投票もあるだろうし、

 それでも、麻生さんが言うとあながち冗談ではなさそうで

 確かに怖い。


 そういえば、以前こんなことも言っていた。

 
 「歴史を見れば政権与党から民心が離れた結果、

 ナチスのような政党が政権を取った例もある」

 (2008年8月AFPBBニュース麻生氏の民主党ナチス発言、鳩山氏「看過できない」より抜粋)


 
 あれは民主党のことではなくて、自分たちのことを言っていたのか?

 意外と好きだったのだが、麻生さん、残念な発言(思想)を垣間見たような。

 今後、注意深く見守らせていただきます。