2015年1月24日

イスラム国事件というネタ



 日本人の自己責任論は世界から見ると異常なのだそうだ。
 悪いことが起きたら、それはそれを招いた自分(お前)のせい、という、すべてを誰か一人の責任に押し付ける文化は西洋にはないらしい。

 という記事を見て、そういえば、今回はイラク人質事件の時のように、自己責任論が浮上しないなぁ、と思い起こした。母親に、職場の上司に、以下のような無事を願う切実な言葉ばかりを聞かされるのである。


 
“「イスラム国」から連絡なし 解放に全力” (NHK)

イスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束されている湯川遥菜さんが設立した民間軍事会社の顧問を務めている水戸市の木本信男さん(70)は「本当にきょうの午後2時50分が期限なのかも分からないので、私もどうしていいのか分からない。湯川さんには将来もあるので、必ず生きて帰ってきてほしい」と話しています。






 もちろん湯川さん、後藤さんの無事を願う一人だが、それにしても、なんだか怪しい。

 イスラム国と親交のあるジョンマケイン議員と、安倍首相が、人質事件の前に会談していたという情報もある。(つまり安倍首相は、イスラム国人質事件を事前に知っていた可能性があるという)裏を取ろうと外務省のサイトに行ったら、あった、あった。

 以下は、安倍首相の中東歴訪のスケジュール概要、外務省サイトより。

 「安倍首相のイスラエル訪問」 




 なんだ。イスラエルでちゃっかりマケイン議員と安保・防衛協力を強化しようと話し合っているではないか。


安倍総理は,日米間で幅広い分野での安保・防衛協力を進めていきたい旨述べた。マケイン委員長からは,日米間で安保・防衛協力や米軍再編の取組を進めることの重要性につき賛意が示された。


 ちなみに、なぜ「なんだ」、かというと、マケイン議員はこんな方だからだ。


ジョン・マケイン イスラム国といつも連絡を取っている?




 う~ん、こうなってくると、今回の人質事件自体が、防衛・安保強化のネタなんではないか、と思えてくる。湯川さんの中東を取材するための活動資金は、日本政府から出ていたのではないかという推察を前回のブログで紹介した。安倍首相は、人質事件を事前に把握していた可能性がある。そうなると、湯川さん、後藤さんもグルだと考えられなくもない。

 私たちは騙されているのではないか。

 なぜなら、今のままで話が進むと、私たちはおそらくこんなふうに考える。自己責任論協奏曲が国民に大合唱されないという前提である。


 湯川さん、後藤さんがお亡くなりになる→なんて酷い! 許せない! イスラム国は悪だ!→テロとの戦いは善だ!もっとやるべきだ!→日本ももちろん加わるべきだ!→テロと戦えるように防衛・安保を強化しよう!→アメリカの武器を買おう!→自衛隊は行使容認の憲法解釈変更はやっぱり良かった!→安倍政権万歳!→アメリカ様万歳!

 
 なんて感じだろうか。ちょっと行きすぎかもしれないけど、おおよそ、テロとの戦いが正当化されるのは否めない。

 まぁ、どちらにせよ、個人的には、これがネタで湯川さん後藤さんが本当に処刑されないことを願う。無事に生きていてくれますように。
 それから、たとえ今回の事件が猿芝居であっても、日本が戦争ができるまともな国になり、そのおかげで、多くの戦争が本当に回避できるようになればいいと願う。
 そのおかげで、ひとりでも多くの命が助かりますように。
 その代償ならば、今回の件が猿芝居だとしても許したいかなぁ、とは思うが、どうだろうか。












2015年1月23日

日本政府に挑戦するイスラム国と、米英側について「戦争ができる国」を目指す安倍政権との一騎打ち。タイムリミットは今日の2時50分(頃)。



 おはようございます。

 イスラム国日本人人質事件のタイムリミットが本日となりました。

 以下、事件を推察した面白いブログを見つけたのでご紹介です。

 どういう決着を見せるのか・・・ 日本の大きな岐路になりそうですね!



後藤健二の疑惑 - マスコミが正確に報道しない湯川遥菜との関係 
「世に倦む日日」さんより



 6/29の記事を見て欲しい。イスラム国と戦うクルド人部隊と撮影した写真に、後藤健二が収まっているではないか。このとき、後藤健二は現地レポートを報ステの映像にしている。この事実について、マスコミがこれまで注目して取り上げたことは一度もない。つまり、昨年4月のシリアでも、昨年6月のイラクでも、昨年7月のシリアでも、湯川遙菜は常に後藤健二と一緒だったのだ。湯川遙菜は英語ができない。だから、現地で活動するためには事情をよく知る通訳が必要で、シリアでも、イラクでも、後藤健二が湯川遙菜のガイドとなって世話をしていたのだ。英語のできない湯川遙菜には、後藤健二のサポートなしに現地活動は不可能だった。





 (写真は湯川さんのブログより拝借しました。)




 その推理は措いておくとして、確認しなくてはいけないのは、後藤健二による湯川春菜の救出行動がきわめて短期計画であり、先方との何らかの調整が事前にあったことだ。後藤健二は、この湯川遙菜救出行動を本当に単独で発意して実行したのだろうか。動機なり背景としてあるのは、本当に個人的な責任感だけなのだろうか。私はそうは思わない。後藤健二による湯川遙菜の救出行動は、単独の冒険的なものではなく、日本政府が何らか背後についていて、政府関係者と入念に相談した上で、言わば日本政府のエージェントとして動いたものだと思われる。10月下旬と言えば、湯川遙菜が捕まって2ヶ月半の時点であり、人質の解放について条件が纏まってよい頃合いでもある。ここで私の仮説を述べれば、後藤健二は、その「秘密機関」における湯川遥菜の上司なのではないか。湯川遙菜はあのとおり素人である。プータローの湯川遙菜が、一体誰から資金を得て、何やら任務のようなものを受けて、インドやレバノンやシリアやイラクに頻繁に渡航していたのか。それは未だ謎のままだ。




 

 





2015年1月21日

効果絶大、長友式でウェストが激減!~長友式トレーニングで最強エージェントを目指せ!~



 今日は私が実際に体験して、驚きの結果をもたらしてくれたこちらの本をご紹介。(驚きの結果は下でご報告します)

  55万部突破の大ベストセラー。「長友佑都 体幹トレーニング20」。

 サッカー日本代表の長友佑都選手が作った「長友式体幹トレーニング」だ。







 長友式トレーニングの特徴は、「インナーマッスル」、イコール「体の根幹」、を鍛える、という大前提があるということ。

 今までにありがちな、(ジムに行って鍛えるというような)アウターマッスルだけを鍛える方法では、目的達成には大した効果がない。なぜならば私たちには継続が難しい。継続できなければ効果もない。

 そこで、作られたのが長友式だ。長友式は簡単で継続しやすい。アウターマッスルだけではなく、「インナーマッスル」を鍛えるトレーニングだからだ。インナーマッスルを鍛え、質の高い筋肉を手に入れることにより、そもそもの自分の目的をより効果的に達成することができる。

 自分の目的、というのは、人によって様々だと思うが、私の場合はダイエットと体の健康だ。イングレスをするのに少し歩くとヘタるようでは困る。


 で、ここからが私の結果ご報告。

 今年の9月辺りから、イングレスにはまったのと同時期に長友式を始め、つい先日、12月に受けた健康診断の結果が戻ってきた。





 体重42.7kg。BMIは18.7。ちなみにBMIは肥満度を測定する方法で、ボディマスインデックスの略。体重を身長で2回割る。18.5~25までが正常値で、このBMI数値により外見の肥満度が分かる。

 体重もBMIも石巻時代より減っている。また、計測してくれた看護婦さんが結果を二度見していたのが腹囲、ウェストである。こちら、なんと54.5。自分でも驚いた。石巻時代はお腹がぽっこり出ていて、よく喫煙室でお喋りしながら、皆にからかわれていたのである。

 ちなみに、下が石巻時代の前回の結果。女医さんから体組成結果についての個別指導を受けたのが今年の1月だった。 



 体重45.3kg。BMIは19.9。アウターマッスルのように大きな結果は出ないが、確実に変わっていくのがインナーマッスル。そう思うと、体の芯の質の向上は確実に効果を上げているのではないか、と思われる。

 以下に、長友式ストレッチ本の重要ポイントを挙げておく。


 ☆長友佑都体幹トレーニング20の概要☆

・5つの効果。体の芯から痩せる。競技力が飛躍的に向上する。疲労をコントロールできる。腰痛を解消できる。顔、姿勢が変わる。

・体の質の高い芯を手に入れるということは、体のベースを作ることにほかならない。このベースを手に入れることができれば、あとは目的に応じてそれに積み上げていく(だけでいい)。

・目的がダイエットならば、ベースとなるのはリバウンドしない体。体幹トレーニングをするだけでも、骨盤が立ち、腹圧が高まるので、お腹が凹む。何より質の高い筋肉を手に入れることができる。

・メンタルは体を支配し、体はメンタルを支配する。メンタルを保つことでより効果が出る。メンタルを確実に具体化するために、このトレーニングを通じてどういう目標を実現したいか、実際に書く。加えて、実現した後の自分を想像する。想像できるというのは実現できるということ。必ず本の冒頭の真っ白いページに、実現したい目標を書いてください。

・一流アスリートのトレーニングは質が高い。脳で理解しながらトレーニングをしている。重要なのは、鍛えている部分をいかに意識できるかということ。いくら正しい方法でも、意識しないでトレーニングをしていては、効果がでない。一流選手は体だけでなく脳でも汗をかいている。体と会話するように脳を使うこと。

・質の高いトレーニングをするためには、体の部位を知り、自分の体を知ることが必要。体を知れば効果が倍増する。






 ちなみに、トレーニングは、付属のDVDを見ながら簡単に覚えることができた。
 私が気に入ったのは、ストレッチ8。体全体を伸ばすストレッチ、腰の上と腰周りにある腸腰筋に腹斜筋を鍛えることが出来る。腹回りを鍛えて引き締め、ウエストを細くする効果がある。





 それから、内転筋と背柱起立筋を鍛えるストレッチ5。背柱起立筋を鍛えると、姿勢が良くなる。重いものを難なく持てるようになる。体の重心が前に傾いてしまう妊婦さんも、この筋肉を鍛えておくと妊娠中の腰痛を軽減できるそうだ。

 何より日頃使っていない筋肉を伸ばすとすごい気持ちがいい! ストレッチ最高。ぜひお試しあれ。イングレスやる方は特に資本となる体が鍛えられていいかもしれない。芯から強い体を作って、ぜひ一緒に最強エージェントを目指しましょう。(そう思うと緑組の方は絶対買わないでください!) またイングレスをやっていない方は、もちろん両方セットではじめると良いかと思う。私も煙草もやめられたし、体重も減ったし、腹囲も激減したし、いいこと尽くしだった。何より健康になるので、オススメだ。



☆イングレスはこちらからどうぞ!☆
 iPhone
 Android
 

☆美を目指す貴方はぜひ右脳派アーティスト集団の青組へどうぞ!☆
 Ingress Resistance Tokyo, Japan


☆関連記事☆

 長友式とイングレスを始めた頃の記事。今読むといろいろ勘違いしている。

Googleアプリ・イングレスの楽しみ方 ~イングレスという巡礼~




おしまい。




2015年1月19日

自分の子供を福島に行かせるべきか? 福島への修学旅行をめぐって炎上したツイッターと私の意見。



 福島県への小学生の修学旅行が増加しているそうだ。


県内公立小、福島への修学旅行が増 1校から10校へ
(埼玉新聞2015年1月15日)


 東京電力福島第1原発事故後、激減していた県内公立小学校(さいたま市除く)の福島県への修学旅行が増えてきたことが14日、県教育長の定例会見で明らかになった。

 原発事故後の2011年度、同県で修学旅行を実施したのは1校しかなかったが、本年度は10校に増えた。関根郁夫県教育長は「今後もいろんな機会を通じて福島県で修学旅行を実施するよう働き掛けていく」と話した。



 これに対して、なぜ修学旅行を増やすのだ、子供たちが安全とは断言できない、とした一連のツイートが、ツイッター上で猛反発を受けた。

 発端のツイートは削除されたようだが、修学旅行を反対する「残念な連中」たちは、福島の放射線量を心配して、子供たちを福島に行かせるべきではない、という意見だったらしい。


福島への修学旅行増加が気に入らない残念な連中とそれに反論する皆さんの様子。



 福島は安全とは断言できない、そうだが、

 私自身の体験も踏まえて言えば、一部の地域を除いて、福島県の放射線量は他の県と変わらず、安全であり、修学旅行中の数日の滞在では全く問題がないと断言できると思う。

 だが、



 それでも私は「残念な連中」の一人である。


 なぜならば、


 福島原発事故後の奇形動植物(β)【閲覧注意】




 子供には選択の余地がないからだ。



 私が一番気に入らないのはそこである。


 自己責任で行う大人はいい。いくら福島に旅行しようと、美味しい桃を食べようと。(私も死ぬほど食べている) 

 しかし、大人の都合に付き合わされる子供には、選択の余地がなく、それは余りにも不公平であるように思われるからだ。

 ここでもいろいろなツッコミがあるだろうが、そうだなぁ。福島に住んでいる子供たちはどうなの? とか。

 うん、福島の子供たちは、(こちらも大人の事情があって可哀想だという意見もあるだろうが)彼らは、福島の地を受け継ぐという使命を背負って生まれてきているので、選択の余地がない、とは言い切れないかなぁ。

 でも他県の子供たちはそうではない。彼らには別の使命がある。

 ここで、同じ日本でしょう! 同じ地球人でしょう! と言う突っ込みもありそう。

 難しい。でも、やっぱり福島には自己責任で旅行へ行くべきだ、というのが私の主張だ。

 みんなが行くから、という楽しい修学旅行の思い出と引き換えに選ばせるのは余りにも忍びない。

 
 なぜ、大人は、福島への修学旅行を増やそうとしているのか。そこに原発利権や政治(復興庁等・・)からの圧力は本当になかったのか。

 その「背景」が安全だと断言できないならば、貴方の子供を福島に行かせるべきではないと思う。





 



2015年1月18日

神戸市が大震災の大量写真をオープンデータ化。その理由は・・?



 阪神・淡路大震災から20年の契機に、神戸市は市が保有する大量の大震災の記録写真を提供した。
 一部を除いて、誰でも閲覧、ダウンロードできるという。

 写真は大震災直後のものから、復旧、復興の様子を写したものなど1,000枚にも及ぶ。

 
 阪神・淡路大震災「1.17の記録」


 また、GIGAZINEさんがまとめサイトを作ってくれている。

 「想像を絶するすさまじい地震・火災・避難の実態を記録した知られざる阪神・淡路大震災の写真まとめ「1.17の記録」

 
 上記サイトより印象に残った写真を3点程上げさせていただく。







 ところで、無慈悲なこれらの写真と、公開データベースという組み合わせがどうしてもピンと来なかった。

 なぜ、神戸市はこの貴重な、1,000枚もの写真を、オープンデータとしたのだろうか。

 やはり、(震災を)風化させないため、というお題目なんだろうか。
 
 答えは想像できたとしても、神戸市自身の言い分が聞きたくて、公開の理由を探してみた。

 するとこう書いてある。


 「震災の経験や教訓を継承するために是非ご活用ください」

 
 ああ、そうか。確かに。いい勉強になった。


 こんな化物に遭遇したら、どれだけ鍛えても太刀打ちできないわなぁ・・

 自分の浅はかさと不遜さを思い知った。

 
 (それでも、人は学ぶことが出来る)(学ぶことしかできない)
 (僅か一人でも、苦しむ人が少なくなりますように)


 それは似て非なるものかもしれない。風化させない、だけでは決してすまされない。
 
 それよりも、もう少し、強く、踏み入った神戸市の意思を感じさせられた瞬間だった。







2015年1月17日

市民ジャーナリズムが世界を変える。~世界で生き残るロールモデルとなるために、高城剛さんから学ぶ~



 高城剛とは何者なのか?

 えーと唐突ですが、高城さんという方がいまして、その彼がメルマガを出しているんですが、これが毎回とても面白い。私はこの方、沢尻エリカさんの元旦那さんという認識しかなくて、なぜあんなに世間をお騒がせしたどっかの新興起業家さんがこんなに頭がいいのだろう、といつも不思議に思っておりました。

 新興企業家さんじゃなくて、本当は「ハイパーメディアクリエイター」なんだそうですね。有名人のビデオクリップを作ったり、企業のCMを仕掛けたり、DJをしたり、本を書いたりする方。また、ある人がいうには、高城さんは「日本人が世界で生き残るためのロールモデル」なのだそうです。(※高城剛とは何者なのかより)
 な、なるほど。ストンと納得してしまいました。でも、話のツボはそこではなくて。


 その何者かよくわからない高城さんが、先週のメルマガで、メディアのことをお話していました。政治とメディアは密接に関わっている、とイタリアの例を挙げて、いつものように、私見たっぷりに世界情勢を分析・・・

 のはずなのですが、あれっと思った。今回はいつもより少し過激だな、と。まるでジョージ・オーウェルの物語を読んでいるようでした。
 で、いつもにまして面白く感じた。

 なので、ここで紹介させていただきます。(サンプル部分です)気に入った方は、ぜひ彼のメルマガを読んでみていただければ幸いです。



 高城未来研究所「Future Report」 


 ※転記はここから下より
 (高城さんのお話の転記の後に、私の感想があります)



イタリアの政治とメディアにつきまして極めて私見的にお話ししたいと思います。

ガリバルディのイタリア統一や日本の明治維新から、およそ150年。第二次世界大戦敗戦国から奇跡の工業化に成功した国家であるイタリアと日本。事実上、戦後一党独裁体制が長く続き、工業化に影が見えると次々と交代する短命首相。古い歴史を持ち、衰退する工業化。共に食文化が世界を席巻したイタリアンと和食。勿論、両国は似通っている事も多くある一方、日本とイタリアとでは非なる事も多くあり、ラテン民族でカソリックであることやEUの一員であることなどありますが、戦後急速に構築された社会フレームやその弊害はとても近しいと、僕自身両国に感じています。

そこで、少しばかり先行するイタリアの政治や社会を見ながら、日本の近未来を推測できないか、と思い、ここ数週間お話しを続けてきました。今週は、寡占状況にあるメディアを巧みに利用し、政治や社会の「空気」を作ってきたイタリアを見ながら、日本の未来を推察したいと思います。

20世紀後半、マスメディアは第二次世界対戦以後、西側国家の安定装置として役割を果たしてきました。特に「反共」のプロパガンダおよび「空気」の創出は、一部の国では想像以上に効果を発揮しました。日本の「日本テレビ放送網」が、米国CIAへ協力(非公式な工作活動)を行ってきたことは、近年、米国の公文書から明らかになりました。そして、このマスメディアに転換点が訪れます。冷戦が終結したのち、まるで大仕事から解放されたようにマスメディアは株式上場やM&Aといった現代的金融手法を通じてその力をより強固にし、財界と政界に近づきながら、東側諸国への刃を「やさしく」国民に向けることになっていったのです。これら豹変したマスメディアによって国民が大きく惑わされた国、それは米国、イタリア、そして日本です。

米国は言うまでもなく、共和党とFOXがガッチリと手を組み、2001年911テロ以降、テレビで危機感と愛国心を煽り、ショックドクトリンを利用し愛国者法などを次々と成立し、最終的に戦争に突入したのは記憶に新しいと思います。イタリアは、ベルルスコーニがイタリア中のメディアを次々と買収し、そののち、自ら政党を作ってメディアパワーを駆使し首相にまで成り上がりました。日本も小泉政権から「劇場型政治」と言われ、テレビを駆使した政治手法が、安定的な政権維持に大きく貢献することになります。

また、イタリアと日本には、多くのタレント議員がいます。お笑い出身などのタレント政治家が多く、ポピュリズム政治が蔓延し、世界最大の都市予算を持つ東京都の知事が、三代続けて作家だったのはご存知の通りです。

ここで、ベルルスコーニについて、極めて私見的にお話しし、そこから日本に生まれるだろう、あたらしい政党の可能性につきまして推察したいと思います。

工業化が衰退し、イタリア文化も世界進出し落ち着きを払った21世紀初頭。ユーロに沸き、素晴らしい成長を見せる周辺国家(特にスペインなど)に比べ、イタリアは停滞期に陥っていました。それは、戦後長らく一党独裁であった政治体制に大きな問題があり、変化を拒んできた結果でもありました。そんな中、戦後のコンクリ経済で財をなし、その後メディアを次々と買収した実業家で、イタリアのフリーメーソン「ロッジP2」の主要メンバーだったベルルスコーニは、テレビ局を次々と買収し、メディア王と呼ばれるまでになりました。この「ロッジP2」のPはプロパガンダを意味し、このプロパガンダとは特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った宣伝行為で、通常情報戦、心理戦もしくは宣伝戦、世論戦と和訳され、しばしば大きな政治的意味を持ちます。ベルルスコーニは、マスメディアと実業界を使って、プロパガンダを全イタリアで展開することになります。

その成功例が、ベルルスコーニが買収したひとつであるサッカーチームの「ACミラン」とイメージをダブらせながら、中道右派の新政党「がんばれイタリア」(Forza Italia)を突如作り、自ら党首となってメディアパワーをフルに使って首相までに登りつめたことです。党名である「がんばれイタリア」(Forza Italia)は、代表チームを応援する際などに用いられてきた掛け声で、党名以前にこの呼称を知らないイタリア人はいません。

これを日本に置き換えると、戦後長らく日本を豊かにしてきた工業化に大きな影が差しかかり、日本食やアニメなどの文化も世界へ浸透し落ち着き、周辺アジア国家が活況のなか不況に喘いでいました。それは、戦後長らく事実上一党独裁であった政治体制に大きな問題と歪みが生まれ、なにより変化を拒んだ結果でもありました。そこで、財界と寡占的メディアに支えられた新政党「がんばれ!日本(ニッポン)」が誕生します。その党首は、財界からの出身者もしくはテレビタレント出身者で、サッカー日本代表のカラーである「サムライブルー」を、全面に押し出しはじめます。

テレビでは、時の人気タレントグループを使って、サッカーの日本代表を応援する番組を朝から晩まで細かく放送し、それと重ね合わせるように、新政党「がんばれ!日本」のイメージを国民に刷り込んでいくようにします。サッカーの日本代表を応援しないと非国民になるように「空気」を作り、同じように新政党「がんばれ!日本」を応援しないと、非国民になるような「空気」を作り出すことを行うのです。これがプロパガンダです。

「反共」の砦であったマスメディアは、どこまでも寡占的ある以上、本質的に拮抗する政党ができるわけがありません。結果的にマスメディアを握ったものが政治を握り、マスメディアが変わらない限り、日本もイタリアも変わることはないのです。なにしろ、イタリアも日本も、他の先進国家に比べ、コンピュータのアクティブ普及率が著しく低く、インターネットは撹乱することは出来ても、また、多様化することには役立っても、まとめ上げることには不向きなメディアだからです。




※転記ここで終了。



 いかがでしたか? そういえば安倍政権がNHKの人事に介入したとかするとか言って、騒がれたことがありましたね。
 マスメディアというのは、あらためて、信用ならぬというか、ある方向へ誘導したがるものなんだな、と思いました。
 
 実は、昨日ラジオでイングレスという私がはまっているゲーム(世界で人気のスマホアプリ)の紹介をしていたのですが、これがまた酷かった。

 聞いた人(これからゲームを始める方)が全員緑に入りたくなるような、それとない誘導に満ちたものでした。
 ゲームを紹介するのは、ゲストで呼ばれた青組の宇野常寛さん。若い評論家、かつ市民ジャーナリストさんなんですが、ラジオで聞いている限りしょぼい。交通費のリアル課金が厳しいので、最近では自転車に乗って攻めていると笑いながらお話をします。その次に(ゲストが去ったあと)手紙の紹介、いたいけな青年(ぼく)が、自転車に乗った男(ださいおじさん)に蹴落とされた。いや、蹴落とすような勢いで、おじさんが「ぼく」を追い抜いて、ポータルに向かって行き陣取りをした、というような。聞いている誰もが、「ぼく」に同情して、ゲストや「おじさん」に軽く不快感を感じました。(青組の私でさえ!) 
 青組はエセ知識人や貧乏人のおじさん中心。緑は今そこにいる普通の貴方と・・ 若者の代弁者。みたいな・・(そんな風に聞こえました)


 う~ん、メディアというのは、こうやって、笑い話を装いながら、国民に刷り込んでいくんだなぁ、としみじみと思った、というお話。緑のバックにはマスメディア側の人間がいると思われます。

 私はもう日本のメディアは終わっていると思います。
 今、市民ジャーナリズムが盛んに騒がれていますので、ここいらで私たちも一発奮起してお勉強して、世界で生き残るためのロールモデルへと転換していかないとやばいですね。
 (webは不向きだと、高城さんはいいまが、私はそれほど馬鹿にしたものではないと思っています)
 下のサイト、英語のウェブサイトばかりを紹介しています。今英語を猛勉強中ですので、私もきちんと訳せるようになって、皆様にお届けしたいと思います。


 市民ジャーナリストが知っておくべき11のウェブサイト




☆関連記事☆

【ポスト・デジタル革命の才人たち】 高城剛さんに聞く 「ウェブの未来」――(1)震災で、日本的システムはさらに強力になってしまった





2015年1月15日

思想界の巨人、吉本隆明の名講演183タイトルがなんと無料公開。ほぼ日刊イトイ新聞さんへ急げ!



 こんな企画待っていました。

 ほぼ日刊イトイ新聞さんが、吉本隆明さんの183もの名講演の音声を無料公開することになりました。1960年から2008年までの、思想、文学、宗教、情況の多分野にわたる吉本さんの思想を生の声で楽しめるそうです。まずは6講演分が9日より公開されました。
 
 吉本隆明さんを知らない方のために説明すると、吉本隆明さんは、えーと、まず、吉本ばななさん(女流作家)のお父さんです。
 それから、とっても有名な思想家さんで、戦後思想界の巨人、とうたわれた方です。天才とか重鎮とかではなく、巨人、というところからもわかると思いますが、少々破天荒な思想家さんのイメージがあります。(事実かどうかはご判断にお任せします)
 それから、東大のご出身です。(東京工業大学電気化学科ですが)



クリックでリンク元へ


 何を聞いたらいいか、難しそうなタイトルばかりでわからない、という方は、全リストからランダムで選んでみましょう。今週の特集は子どもの心です。「現代社会と青年」ではいじめや青少年の心の問題を、「言葉以前の心について」では人の心の世界を言語理論に結び付けた、人の心の動きのお話を聞くことができます。

 うん、当分楽しめそうです。私もウォークマンで聞き込みたいと思います。歴史的な名講演に触れ、刺激を受けて、かつ思想力を鍛えると、何かいいことがあるかもしれませんね!


 ぜひ、冬の夜長にお楽しみくださいませ!







2015年1月14日

日本はスパイダーマンになれるのか。(強くなれば戦わざるを得なくなるのか)福島みずほさんの未来予測を聞いてみた。



 社民党党首福島みずほさんは、弁護士時代から切れ者で評判だったらしい。

 「天才的に頭が良くて、優れている、すごい」

 それで、社民党にスカウトされたのか? その後の経緯はわからないが、今でこそあまり冴えない社民党だが、やはり確かに、福島さんの弁の立つことと言ったら、うん、確かにすごいなぁ、とは思うのだけれど。

 下記の「Everyone says I love you !」さんのエントリーで、そんな福島さんと彼女の大予言を紹介していた。


福島みずほさんが断言 安倍政権は5月に「安保法制」=戦争法制ラッシュで攻めてくる!


 福島さんが挙げている問題点は、ざっと下記に(要所のみを)抜粋したが、要するに、彼女が言いたいのは、安倍政権が、日本を戦争ができる国にするために着々と準備をしている、ということ。


 嫌だなぁ。


 だが、私的には違憲とされている集団的行使容認は、改憲しないならば、たとえ違憲でも賛成。(改憲するならば、反対)

 なぜならば、今の日本国憲法は、戦後秩序の賜物なので、憲法を変えるとうことは、戦勝国への反乱、と取られるから。

 だが、(9条の)改憲なしの集団的自衛権の行使容認は、アメリカ様のご要望なので、世界平和に大きく貢献する(という大義名分が成立する)ことができる。

 大国と協調し、仮想敵国に牽制をかまして、結果的に戦争は遠のくのではないか、という予想が成り立つからである。






 それとも、




 戦争ができる国になると、戦争をするんだろうか? 本当に?

 (だから止めなければならない? 福島さんが言うように)


 いつもこの問題を考えると、映画スパイダーマンを思い出して仕方がない。

 強いものには責任があるんだ・・・とかいう主人公の苦悩。


 ちなみに、あの映画では、きちんと主人公は自制しましたがね。成長をして。スパイダーマンは力をコントロールすることに成功したんだが。

 さて、日本には無理とおっしゃる?

 
※大好きなスパイダーマンシリーズ
 (個人的な感想ですが)アメイジング・スパイダーマンよりも百倍面白いです。



 下記、みずほさんの切れ者予想をお楽しみください。




 2015年は、雇用の破壊と社会保障の切り捨て、そして、何よりも5月に戦争立法が出てくることを阻止する年です。衆議院議員選挙が終わり、4月12日の県議会議員選挙、政令市市議会議員選挙が終わり、26日に市議会議員選挙、区議会議員選挙が終わり、5月3日の憲法記念日が終わったら、18本ともいわれる戦争立法が出てくる予定です。

  安倍内閣は、7月1日、集団的自衛権の行使容認の閣議決定をしました。閣議決定だけでは、自衛隊を動かすことはできません。法律が必要です。
  しかし、安倍内閣は、衆議院議員選挙前、4月の統一自治体議員選挙前に、法案を出すことをしません。議論が起きて、論点になり、与党に不利になると考えていると思います。それで、5月に法案が出てくるのです。

(中略) 

 結局、日米ガイドラインの最終報告も、5月に提出することされることになるわけです。なぜ5月かといえば、前述したように、できるだけ議論をさせないためだと思います。ですからできるだけ議論をして、法案の提出をさせないようにがんばっていきましょう。

  秘密保護法案もなかなか国会に提出されず、提出されたと思ったら、極めて短い時間の議論で、強行採決し、閉会となりました。同じようにやろうとしているのではないでしょうか。
  5月の連休明けに、多数の戦争立法を提出し、6月末までに強行採決し、その直後に、国会を閉会にすることが考えられます。


(中略)
 
第1 集団的自衛権の行使

1.集団的自衛権の行使を認めるためには、少なくとも武力攻撃事態対処法 と自衛隊法を改正しなければなりません。
集団的自衛権の行使は、違憲とされてきました。 安倍内閣は、閣議決定で、集団的自衛権の行使を容認し、新3要件を作  りました。この3要件を法案に入れ込むことになるでしょう。7月の予算委員会で、公明党の北側議員は、法案に入れると答弁をしています。

(中略)

第2 他国軍隊への後方支援の見直し、駆けつけ警護の容認など

1.最大の問題は、恒久法を作るかどうかです。テロ特措法やイラク特措法はいずれも失効しており、自衛隊を海外に出す恒久法が作られるかどうかが最大のテーマです。自衛隊がグローバルに活動でき、つまり地理的制約なしに活動ができ、後方支援の範囲・内容をより広げた形での新規立法が検討されています。
米軍戦争支援法(実際の法案名は、国際平和構築法といった、わかりに  くい名前にわざとするでしょうが)といった恒久法はまさに違憲であり、新たな個別の立法なくして自衛隊を海外に出すものであり、大問題です。











2015年1月8日

スマホ買い換えました。何十年ぶりのSONYかって?



 4Kテレビ、より高画質・スマホOS採用 各社が新製品  


 米ラスベガスで6日より始まった、世界最大の家電見本市「CES」。

 そのCESに展示する製品を各社が発表した。

 目玉は4Kを超えた8K(※)液晶テレビ、

 それから、スマートフォンのOSを採用するという4Kテレビ。

 

 SONYは、今年から発売するテレビの全機種に、

 米Googleの「アンドロイド」を採用すると宣言をした。

 スマートフォンをテレビのリモコンとして使用したり、

 4Kテレビの大画面でスマートフォンのゲームアプリが楽しめるようになるという。
 

 また、Panasonicは、米モジラ財団のOS「ファイアフォックス」を採用した。

 (※)4Kより4倍の画素数を持つ。シャープが日本と北米で発売すると発表。


 ☆☆☆


 えー、ワタクシごとですが、スマホを買い換えました。家計の節約、プラスiPhoneという機種に限界を感じて。

 auからソフトバンクへ。iPhone6プラスから‎XperiaZ3へ。3年ぶりのアンドロイドスマホ。4年ぶりの日本メーカーの機種。20年ぶりのSONYウォークマンでございます。

 音楽を聴いて、ちょっと(かなり)感動いたしました。




 懐かしかったのは、おサイフケータイ、ありましたね! そんな大便利な機能。アイフォンに(まだ)ないから忘れてました。

 それにSDカード! え、メモリ16って・・・ そうか128GBもいらないんですね~

 それから普通にテレビが見れます。うわ、ありましたね。常時ほとんどテレビを見ないので忘れてました。

 入力文字を前後に移動するのがキーでできる! なんと、当たり前だった、が、アイフォンにはないので至上に便利です。



 これ、実は機種代1円でした。自宅のPCをヤフーのプロバイダに変えたので、機種代がサービスになりました。プラスヨドバシカメラのポイント1万5千円分と、プラス(こちらは後日もらえる予定ですが)2万円のポイント(と商品券)もゲットできました。

 調子に乗って、使ってみたかった韓国三星(サムスン)のタブレットを追加しました。月々プラス500円(※)でいいのだそうです。ちなみに、こちらに、家電店のポイントがついたのですね。太っ腹です、ソフトバンクさん。

 (※)500円は1年のみ。2年目から2800円程。





 バリバリに画面が割れたアイフォンは下取りしてもらえませんでしたが、おかげでWi-Fiで、アイフォンもまだまだ楽しめそうです。


 うん、得しまくった。家計のお得感を追求して、今後ずっと、2年ごとに携帯メーカーを変えようかと決心したほどです。
 ですが、それよりも嬉しいのがやっぱりSONYのロゴですかね。

 若き日のSONYのウォークマンを聴きまくった日々を思い出し、ワクワクしてきます。プレステもついてるんですね。あとは映像にカメラの解像度も美しくて感動いたしました。

 
 日本の機種に変えようと、実はずっと思っていました。きっかけは、アドビのAcrobatよりも、富士ゼロックスのDocuWorksのほうが、100倍使いやすいと気がついたからです。日本人のひいき目をなくしても、どう客観的に見ようと思っても、やはりどうしてもドキュークスの方が使いやすいです。日本人の作るものは、親切です。使い手のことを第一に考えて製品を作っています。これは、スマホもそうかな、と。アイフォン神話が崩れ落ちた瞬間でした。

 えー、この話は長くなるので、また次回に。とりあえず、SONY、楽しませていただきます! 日本のスマホの世界での巻き返しを期待しております。OSも作っていただきたいですね!



 余談ですが、携帯メールのアドレスが変わったので、知っている方は今までのアドレスの頭にtoをプラスして、@以降をソフトバンクに変更してください。お手数おかけ致しますが、よろしくお願いいたします。








2015年1月7日

原発投下は正しかったか? 戦後70年の節目の年に。



 毎日新聞の社説が面白かったのでご紹介。

 記事を読んでいたら、子供の頃に読んだ「はだしのゲン」を思い出した。




 あの被爆者の皮膚がどろどろに溶けて、肉と一緒に垂れ下がっている姿が恐ろしかったなぁ。

 




 社説:戦後70年・広島と長崎 人類の悲劇を見据えよ

 (毎日新聞 2015年01月06日 02時30分)

 人類史上、これほど重く、苦しい70年を経験した人々が他にいるだろうか。彼らの苦しみが地球の隅々まで十分に伝わっているだろうか。

 広島と長崎で被爆した人たちのことだ。昨年の厚生労働省の統計では全国の被爆者健康手帳所持者は初めて20万人を切り、平均年齢は79歳を超えた。原爆の恐怖を体験した人が年々減っていくのは当たり前とはいえ恐ろしいことである。

 一方で、核兵器廃絶の動きは遅々として進まず、むしろ後退している印象もある。被爆という、人類が体験した悲劇を風化させてはならない。この際、被爆者の声にもう一度謙虚に耳を傾け、核兵器廃絶への道筋を改めて考えたい。高齢化する被爆者たち 広島市に事務局を置く平和首長会議は、核兵器の製造、保有、使用などを全面的に禁止する「核兵器禁止条約」を2015年までに締結し、20年までに地球上のすべての核兵器を解体することをめざしている。

 同会議には1日現在、160カ国・地域の6490都市(自治体)が加盟する。5年以内の核廃絶は絶望的とはいえ、「『20年』の目標は下ろしません」と同会議事務局長の小溝泰義さん(広島平和文化センター理事長)は言う。平均80歳近い被爆者たちが見届けられる間に、少しでも核廃絶への道筋をつけたいと願うからだ。

 広島市で「平和のためのヒロシマ通訳者グループ」(HIP)の代表を務める小倉桂子さんは今年78歳になる。爆心地から北へ2・4キロの自宅近くで被爆した彼女は閃光(せんこう)に包まれ、爆風で地面にたたきつけられた。やがて、黒い雨が降った。幽鬼のようにさまよい歩く被爆者たちは治療らしい治療も受けられぬまま、次々に息絶えていった。


 まさしく生き地獄の光景を、小倉さんは英語で外国人に証言してきた。昨年、広島で核不拡散関連の外相会合が開かれた際は各国代表の前で体験を話し、オブザーバーで参加した米国のガテマラー国務次官とも、ほぼ膝詰めで懇談した。

 「でも、仕事仲間がどんどん少なくなります。亡くなったり健康を害したり。さびしいですね。仕事も大変になる一方で……」

 そう語る小倉さんは、米国にも原爆投下に罪悪感を持つ人々がいることを知っている。広島に原爆を落としたエノラ・ゲイ(B29爆撃機)をワシントンの博物館が展示することになり、日本の代表団が03年に核廃絶の署名を携えて訪米した時だ。

 「何しに来た」と代表団をののしる人もいたが、ある会合では約30人の米側参加者が日本の代表団員たちの手を握り「ゴメンナサイ」と繰り返したという。感動的な光景だ。

 だが、オバマ大統領が09年に「核兵器なき世界」を打ち出し、核兵器を使った国の「道義的責任」に言及してからも、日本への「ゴメンナサイ」の声が米国で大きくなったとはいえない。同年と10年に行われた世論調査では共に約6割の米市民が原爆投下は正しかったと答えた。米大統領の現地訪問を 原爆が戦争終結を促し、多くの米兵らの命を救ったというのが米政府の建前だ。原爆投下は不要だったとする政治家や学者も少なくないが、米政府はいささか神話的とも見える建前を変えようとしない。

 だが、新たな取り組みが必要なことは米国も認めざるを得ないだろう。核拡散防止条約(NPT)では、核兵器を持てる5カ国(核兵器国=米英仏中露)は核軍縮に向けて誠実な交渉を行うことになっているが、米露の交渉は進まず、中国の核軍拡が取りざたされる中、インドとパキスタンに続いて北朝鮮も核兵器を保有したとみられる。イスラエルも核兵器を持つとされる。

 NPTが定める核兵器国は国連安保理常任理事国でもあり、5カ国が特権の上にあぐらをかいて核廃絶への努力を怠っていると思われてもやむをえまい。核兵器を持たぬ国(非核兵器国)が集まって核兵器国の態度を変えようという機運が高まっているのは当然の成り行きである。

 この機運の具体例が核兵器禁止条約であり、今年開かれるNPT再検討会議でも討議される可能性がある。同条約について核兵器国には冷淡な態度が目立つが、まずはオバマ政権が非核兵器国の懸念を重く受け止めるべきである。再検討会議では核廃絶につながる有意義な議論を期待したい。

  だが、何より有意義なのはオバマ大統領による広島、長崎訪問ではなかろうか。原爆投下の責任論や日米関係等々、難しい問題もあろうが、「核なき世界」への旅は被爆者に対する鎮魂から始まるはずだと私たちは主張してきた。一向に進まない核軍縮の機運を立て直すためにも、日米の新たな協調関係を築くためにも、米大統領が原爆の爆心地(グラウンド・ゼロ)を訪れることは有益である。ヒロシマ、ナガサキの現実をオバマ大統領に見てほしい。



2015年1月5日

肥大化する中国との付き合い方 ~アメリカの天領から中国の天領になる日は近いのか~





 これからの中国とどう付き合っていくか。

 中国の権力争いは、血で血を洗うようなところがある、

 マクドナルドの鶏肉が問題になったのは、

 江沢民の影響力を習近平が排除するための工作だった、という噂さえあるそうだ。

 マクドナルドの鶏肉を扱っていた中国企業は江沢民系だった。


 
 ・・という現代の中国との付き合い方をつらつらと綴った記事。



田村耕太郎【第5回】加速するアジア全体の中国経済への依存と日本経済の縮小



 どうやら著者は、

 (日本は)アメリカよりも、中国重視の外交のほうがいいのではないか、

 と言いたいようだ。

 中国がこのまま肥大化した時に、

 ポピュリズムが第一のアメリカが日本にどういう態度をするか、

 聞くまでもない、わかりきっているだろう、とラストを締めている。



 
 個人的には、アメリカの覇権がどれだけ衰えても、

 中国重視(中国の属国)はごめんだが・・(国の成熟度が違いすぎる)


 う~ん。今って、まだマシだったんだなぁ・・・

 
 






2015年1月2日

日本の死の商人ぶりが加速。途上国に武器援助のODA。




 日本の「死の商人」ぶりが加速している。

 2014年4月に決定した新しい「武器輸出三原則」、「防衛装備移転三原則」、

 その新三原則を利用して、途上国の資金援助を、

 武器もしくは自衛隊の技術提供で、行おうという援助制度を検討している。

  

 ・武器購入国に資金援助 途上国向け制度検討

 
 それについて、東京新聞が噛み付いたわけだが、

 その非難の根拠(理由)が、どうもパッとしない。

 具体的には次の二つ。

 ・戦後の日本の平和外交を変質させる
 ・戦後日本が築き上げてきた平和国家というブランドの崩壊


 


 昨年四月に決定された新三原則は、日本の安全保障に資する場合などに限定して武器輸出を認める、と定めている。しかし、防衛省が検討する援助制度から浮かび上がるのは、日本の安全保障強化のために、国が武器輸出に積極関与していこうという姿勢だ。現行とは別枠ながら軍事用途版ODAともいえる制度の実現は、歯止めなき軍事支援への道を開きかねず、日本の平和外交変質の象徴となりそうだ。

 援助制度は、軍事的用途を禁じた日本のODA政策を事実上転換させることにもなり、戦後日本が築き上げてきた平和国家というブランドの崩壊にもつながりかねない。しかし防衛省では「武器輸出は外交の手段として有益だ」(幹部)として、具体策を今夏までにまとめあげようとしている。国際社会に日本は今後何を訴えていくのか。理念なきまま、具体策を急ぐ姿勢に対しては、懐疑的な意見も少なくない。

 国際情勢にも詳しいジャーナリストの青木理氏は「日本は戦争ができる国になっていこうとしている。『国のため』に推進される武器輸出が、果たして『国民のため』になるのだろうか」と警鐘を鳴らしている。 (望月衣塑子)




 純粋に日本が作り援助した武器で、誰かの命が奪われたら嫌だな、

 というのが率直な感想。

 なので、平和外交の変質とか、平和国家のブランドの崩壊、というのは、

 かなりとんちんかんに聞こえてしまう。

 平和外交は、戦後、戦勝国が作り上げた国際秩序に押し付けられたものだし、

 平和国家のブランドというのも、もう自己満足の何ものでもない、という印象。


 そんなブランドを後生大事に神棚に飾っているから、

 日本は負け続けるのだと思う。


 東京新聞は、日本が武器を作り、売ると困る勢力から

 それこそ「資金援助」でもされているのか、と勘ぐってしまう。


 と言っても、昨年日本国憲法の9条がノーベル平和賞の候補云々と騒がれたときは、

 私も「ブランド」にあやかっていい気持ちがしないでもなかった。

 (虚栄心がくすぐられたような感じである)


 だが、平和憲法と武器輸出は別問題だ。

 これは、平和でいるための安全保障に関わっているのである。


 日本は新三原則により、今までこだわっていた国産の武器製造を放棄した。
 
 新三原則により、海外との協調路線を選び、他国の(軍需産業国の)国益にも

 配慮をした結果となっている。

 また、今回の武器援助支援により、(自国ではなく)途上国の軍事力を上げ、

 仮想敵国への抑止力とすることができる。

 私はこのことにより、より日本の安全保障・・・ というより世界の安全保障を鑑みた

 かつ日本の平和国憲法に沿った内容になっているのではないかと思うが、どうだろう。

 第二の幕末の今、歴史は繰り返す、という事を思えば、日本は孤立するべきではないと思うし、

 他国との協調路線がなくては、新しい大戦は免れない。


 新しい三原則はアメリカにさらなる従属を強いられそうで屈辱的な思いもするが、

 それでも、もう背に腹は変えられないのかな、と・・・

 戦争よりはいいのではないか。


 新三原則の防衛省による策定趣旨を見てみよう。



我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増していることなどに鑑みれば、国際協調主義の観点からも、我が国によるより積極的な対応が不可欠となっています。我が国の平和と安全は我が国一国では確保できず、国際社会もまた、我が国がその国力にふさわしい形で一層積極的な役割を果たすことを期待しています。これらを踏まえ、我が国は、国際協調主義に基づく積極的平和主義の立場から、我が国の安全及びアジア太平洋地域の平和と安定を実現しつつ、国際社会の平和と安定及び繁栄の確保にこれまで以上に積極的に寄与していくこととしています。


 

 戦争は反対だが、戦争ができる国になることは、私は賛成である。

 武器輸出は経済戦争に勝つためのものではなくて、

 そうすることが、誰かの命が奪われない最善の方法ではないかと思うからである。


 まぁ、いろいろ意見はあるだろうが。

 私もちょっと複雑だが、(もう少し他の方の意見も聞いてみたいかなぁ。)


 それでも、この路線は、相対的にいいと思う。

 
 頑張れ、日本。